【50代のこよみ養生 Vol.19】春に起こる目の不調には「クコの実」「菊花」「たんぽぽ」
最近よく目がかすむ、目が疲れやすい、視力が落ちた……なんてことはありませんか?
それはもしかしたら、春に起こりやすい肝(かん)の不調かもしれません。
薬膳や漢方の世界で目の不調によく使われるクコの実、菊花、たんぽぽなどの食材やツボ押しで、目の不調を改善していきましょう!
目次
【50代のこよみ養生 Vol.19】春に起こる目の不調には「クコの実」「菊花」「たんぽぽ」
目は五臓の肝(かん)の不調を映し出す“窓”
今日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」の8日目。啓蟄の期間のちょうど中間点です。
二十四節気をさらに細かく分けた七十二候(しちじゅうにこう)というこよみでは、3月10日〜14日は「桃始笑(ももはじめてさく=桃の花が咲きはじめる)」、15日〜19日は「菜虫化蝶(なむしちょうとなる=青虫が蝶に羽化する)」と呼ばれるとき。桃や蝶が彩りを添える、華やかな季節がはじまろうとしています。
そんな色とりどりの景色を楽しみたいけれど、なんだか最近目がかすむ、見えづらくなった……そんな目の不調を感じていませんか?
春は五臓の肝(かん)の働きがさかんになるのですが、その肝は気(き=エネルギー)や血(けつ≒血液)の通り道である経絡(けいらく)によって目と密接につながっています。肝にとって目とは、外界に通じる窓のような場所。肝の状態は目に反映されやすいのです。
春は肝の働きがさかんになるということは、春は肝に負担がかかりやすく不調が起こりやすいということ。肝の不調が現れやすいということは、目の不調も現れやすいということ。だから、目の調子を整えるためには肝をケアすることがポイントなのです。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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