【50代のリノベーション】マンション住み替え体験記
~リノベ打ち合わせがスタート~vol.4
間取り図が完成! 子供部屋は折衷案に
というわけで、C案を選んだのですが、問題点が。ワークスペースが一か所しかないこと、東側の真ん中、ぽっかり何もないスペースがあること、です。
さらに、迷いがあったのは、子ども部屋でした。息子は大学の近くに部屋を借りて一人暮らしすることになりましたが、3月の時点ではまだ家にいたため、「家に子どもがいない状態」をいまいちイメージできておらず。「長期休みはずっと家にいるかも?」「就職したら、しばらくは一緒に住むこともあるのかな??」と、考えていました。
ある程度、長い時間過ごすのであれば、カーテンではなくせめて引き戸で仕切ったほうがストレスないのでは? でも、南側の眺望のいい場所を家にいない子のために使うのはもったいない…と考えてできた修正案がこちら。
南側にダイニングテーブルとソファ。東側の空いていたスペースに、細長くはなりますが小上がりの子ども用スぺ―ス。余裕ができたので、キッチンはアイランドに変更。寝室に夫のデスクを置くため、廊下に洗面所はやめて、従来と同じくバスルームの横に配置。
この東側に小上がり(子ども用スペース)というのは、私が考えた案で、実はリノベーション会社としては工夫が必要な配置でした。というのも、キッチンの換気扇のダクトが東側に抜けるようになっており、小上がりをダクトが突っ切ることになるからです(小上がりには垂れ壁をつけ、そこに換気扇を通すことで解決)。
むき出しの換気ダクトが、そのまま壁を通っている、小上がり。換気扇の配管は梁のように囲って隠すこともできますが、我が家はそのままです。
実際に出来上がった小上がりスペース。3枚の引戸を全開にするとリビングと一体化できます。
さて、追加した要望のうち、「玄関を広く」と「お風呂を広く」の件。玄関は、入って右の壁を取り払えなかったので、土間を突き当りまで拡張。バスルームは梁があったため、20cmほど奥行きを広げるのにとどまりました(1216サイズから、1416サイズに変更)。正直、ちょっと残念な点ではありますが、マンションリノベーションという制約のあるなかで、最大限の案でした。
こうして、間取りがほぼ決まったのが、4月の頭くらいでした。やったー!
……しかし、これはまだリノベ打ち合わせとしては序盤の段階。このあと、キッチン、バス、トイレなどの設備や内装を決め、見積もりが出るにはまだまだ、道のりがあったのです。
次回は、リノベーション打ち合わせ中に私たちが作業していたことや、見積もり提示についてです。
田中絵真
フリーライター田中絵真
暮らしまわり、ヘルスケアの記事を多く執筆。
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