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大人のおしゃれ手帖 5月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年5月号

2025年4月7日(月)発売
特別価格:1480円(税込) 
表紙の人:吉瀬美智子さん

2025年5月号

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花咲く庭にうっとり! 美しいガーデンに癒やされる映画・ドキュメンタリー3選

中山恵子

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花咲く庭や邸宅、美しい女性たち、印象派の絵画のような映像は必見
『エタニティ 永遠の花たちへ』

トラン・アン・ユン監督の映像美が素晴らしい『エタニティ 永遠の花たちへ』© Nord-Ouest『エタニティ 永遠の花たちへ』© Nord-Ouest

 花と緑あふれるフランスの美しい邸宅を舞台に、時に運命に翻弄されながらも命をつないでいく三世代の女性たちを描いたドラマ。19世紀末のフランス、上流階級の若い娘ヴァランティーヌ(オドレイ・トトゥ)は、親が決めた婚約を破棄したものの、それでもあきらめない相手ジュールに心を動かされて結婚し、二人は愛を深めていきます。

オドレイ・トトゥ主演『エタニティ 永遠の花たちへ』© Nord-Ouest『エタニティ 永遠の花たちへ』© Nord-Ouest

 次々と子どもたちも生まれますが、戦争や病で失ってしまいます。悲嘆にくれるヴァランティーヌに再び希望をもたらしてくれたのは、無事に成長した息子アンリと幼馴染のマチルド(メラニー・ロラン)との結婚でした。マチルドの従姉妹のガブリエル(ベレニス・ベジョ)も夫とともにヴァランティーヌのもとを訪れるようになり、にぎやかで幸せな日々が続きますが……。

印象派の絵画のような映像美。『エタニティ 永遠の花たちへ』© Nord-Ouest『エタニティ 永遠の花たちへ』© Nord-Ouest

『青いパパイヤの香り』『夏至』など映像美で知られるトラン・アン・ユン監督が、フランスの人気女優3人をキャストに迎えて撮った人生賛歌。結婚して次々と子どもを産むのが当たり前の時代の女性たちを描いていますが、死もすぐ近くにあり、悲しみを受け入れるしかない状況で、日々を淡々と丁寧に営むことが心の支えになっていたのかもしれません。

 季節の花が咲く庭、調度品が並ぶ邸宅、茶会や食事会といった集まり、そうした暮らしぶりを、まるで印象派の絵画のような美しさで描いています。

『エタニティ 永遠の花たちへ』U-NEXT にて配信中

『エタニティ 永遠の花たちへ』

2016年製作

U-NEXT にて配信中

© Nord-Ouest


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構成・文

ライター 中山恵子

ライター中山恵子

ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。

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