旬のイケメン俳優5人にインタビュー!
台湾BL『看見愛(カンジエンアイ)〜See Your Love』の撮影秘話も
台湾BLドラマ『看見愛(カンジエンアイ)〜See Your Love』
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近年、すっかりメジャーになったBL作品。日本を筆頭に、タイ、台湾、韓国などでも次々とドラマや映画がつくられていて、人気俳優や新進俳優が出演することも多く、その作品を機にさらに飛躍することも少なくありません。
そこで今回は、台湾BLドラマ『看見愛(カンジエンアイ)~See Your Love』(Rakuten TV、ビデオマーケットにて配信中)のキャストたちに注目! ファンミーティングのために来日した、ジン・ユン(金雲)、ライデン・リン(林宇)、リン・ジアヨウ(林家佑)、エドウィン・リン(林詠傑)、ナット・チェン(陳柏文)にお話をうかがいました。
ファンミーティング「看見愛 See Your Love FANMEETING in TOKYO」で日本のファンと交流を楽しんだ5人。写真左から、ナット・チェン、ライデン・リン、ジン・ユン、エドウィン・リン、リン・ジアヨウ(2025年4月12日、東京都内)
イヤホンを付けずに周囲の音を聴くようになりました
聴覚障害を持つ姜紹朋(ジアン・シャオポン)役のジン・ユン(右)&愛に飢えた富豪の息子・楊子翔(ヤン・ズーシアン)役のライデン・リン(左)。『看見愛(カンジエンアイ)〜See Your Love』©2024 “See Your Love” Partners All Rights Reserved.
『看見愛(カンジエンアイ)~See Your Love』は、台湾BLドラマとしては驚異の大ヒットを記録した『奇蹟』や『正負之間~Plus & Minus』『Be Loved in House 約・定~I Do』のプロデューサー、脚本、監督が再結集した新たな台湾BLドラマ。家族の愛を渇望する富豪の三代目・楊子翔と、周囲に愛されて育った聴覚障害を持つ青年・姜紹朋。御曹司に仕える優秀な秘書・成豊桀(チョン・フォンジエ)と、秘書を御曹司と間違えて命を狙おうとしたおバカな不良・王信家(ワン・シンジア)。障害や格差を乗り越えようとする2組の青年たちのさわやかで感動的な恋愛を描いています。
メインカップルを演じたのは、姜紹朋役のジン・ユンと楊子翔役のライデン・リン。サブカップルには、成豊桀役のリン・ジアヨウと王信家役のエドウィン・リン。さらに、楊子翔の従兄弟・楊子誠(ヤン・ズーチョン)役で、『奇蹟』でサブカップルのギャングを演じてブレイクを果たしたナット・チェンが出演しています。
ドSな優秀秘書・成豊桀役のリン・ジアヨウ(右)&おバカ不良・王信家役のエドウィン・リン(左)。『看見愛(カンジエンアイ)〜See Your Love』©2024 “See Your Love” Partners All Rights Reserved.
――本作はBLラブコメとしても楽しくて愛らしい作品ですが、それだけでなく耳の聴こえない主人公の生き方や成長、家族との関係や家族愛なども描かれていて、奥の深いドラマだと思いました。このようなドラマに出演した感想を教えてください。
ジン・ユン:ふたつの収穫がありました。ひとつは手話を学んだこと。ふたつめは、今までは自分の気持ちを伝えるのが得意ではなかったのですが、このドラマに出演してみんなとコミュニケーションをとるうちに自分の考えを話せるようになったことです。また、これまではイヤホンをつけて過ごしていてあまり周りのことに関心を向けなかったのですが、本作に出演した後はイヤホンを付けずに周囲の音を聴いたり、周囲に目を向けたりするようになりました。
ライデン・リン:初めて主演の機会をいただけてありがたかったです。みんなと知り合えたことにも感謝しています。自分の人生の中でひとつの転換期だったと思います。このドラマはキャラクターがしっかりと描かれていて、自分が演じた楊子翔のことも大好きです。姜紹朋や楊子翔のように心に傷を抱えていても、人を愛し愛される権利はあるということをあらためて学びました。
エドウィン・リン:この作品は、癒やされるドラマであり、聴覚障害がある人も健常者と同じように愛を大胆に伝えられるというメッセージが込められています。そのような作品に出演できて、自分が俳優になろうと思った目標を叶えられたと思いました。自分自身は耳が聴こえない役ではありませんでしたが、彼ら(※ジン・ユン&ライデン・リン)を見ながらそういったことを感じていました。また、僕が演じたキャラクターは積極的に自分の気持ちを伝えていくタイプなのですが、自分は逆のタイプなので、今後は自分の思いを伝えていこうと思いました。
リン・ジアヨウ:本作に登場するキャラクターに共通しているのは、勇敢に自分たちの愛を求めて愛を伝えようとしていることです。やはりコミュニケーションは大切だと感じました。ドラマの中で演技をすることも観衆とのコミュニケーションですよね。いろいろなことを学べました。
ナット・チェン:自分が演じた役はカップルではなかったので、いろいろな形の愛を横から見させてもらいました。メインカップルは暗闇の中を一緒に歩いて行く感じですが、サブカップルの方はチャーミングでイチャイチャも多くて、違う形のカップルですね。また、自分が演じた役柄から、愛という名で相手をコントロールしようとすることは本当の愛ではない、ということを学びました。
構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。