50代女性が筋肉をつける4つのメリット
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生涯の健康を支える! 筋肉をつける4つのメリット
50代女性が筋肉をつけるメリットとして、以下のことが挙げられます。
介護リスクを高める「フレイル」の予防
年齢を重ねて心と体の働きが弱くなった状態を「フレイル(虚弱)」と呼びます。フレイルは健康な状態と要介護の状態の中間の段階を指します。
フレイルには「身体的フレイル」「精神・心理的フレイル」「社会的フレイル」の3つの要素があり、これらが連鎖していくことで急速に老いが進みます。
フレイルの予防には、筋肉をつけて「サルコペニア」の進行を遅らせること、タンパク質などの栄養をバランスよくとること、仕事や趣味などを通して社会参加をすることが大切です。
フレイルと密接な「ロコモ」の予防
「ロコモ(ロコモティブシンドローム)」とは「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が
低下している状態のこと。進行すると将来の介護リスクが高まります。
ロコモは「身体的フレイル」と深い関わりがあり、フレイルよりも早い段階から現れます。ロコモの予防には適度な運動習慣とバランスのよい食事が有効です。
姿勢の改善
以下の筋肉は重力に対して立位の姿勢を維持する働きをすることから「抗重力筋」「姿勢維持筋」と呼ばれています。
● ひざを伸ばす働きをする太ももの前面にある大腿四頭筋
● 大腿を後ろに振る働きをするおしりの大臀筋
● 上体を支える腹筋群と背筋群
これらは加齢の影響で衰えやすい筋肉ですが、運動によって何歳からでも鍛えることができます。姿勢の美しさは見た目年齢に大きく関わるほか、悪い姿勢は肩こりや腰痛の原因にも。これらの筋肉を鍛えることで、姿勢の改善に加え、肩こり・腰痛の改善効果も期待できます。
冷えの改善
筋肉は熱を生み出す働きがあり、筋肉量が多いと冷えを感じにくいといわれています。冷えに悩む女性は多いですが、その一因として、女性は男性より筋肉量が少ない傾向にあることが挙げられます。
筋肉をつけて熱産生を高めることで、冷えの予防や改善につながる可能性があります。
この記事の監修者
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー木下幸司
医療グループ「オルソグループ」が運営するメディカルジムで、スポーツ選手から高齢者まで幅広いクライアントに運動を指導。野球、バスケットボール、アメフト、バレーボールなど様々なスポーツチームでの活動に携わり、パフォーマンスアップからリハビリまで種目特性に応じたトレーニング指導を得意とする。
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