【大人の京都旅】 清水寺参道の「ザ・ホテル青龍 京都清水」は朝ごはんも最高♡工芸のニューショップにも注目!《後編》
こんにちは、奈良在住の編集者・ふなつあさこです。元小学校だったモダン建築をコンバージョンしたラグジュアリーホテル「ザ・ホテル青龍 京都清水」。前編では、お部屋の様子や期間限定で祇園辻利とコラボしているゲストラウンジ、京都人も行きたがる大人気のルーフトップバーをレポートしました♪
後編では、ホテルの敷地内にあるアラン・デュカスがプロデュースするフレンチレストラン「ブノワ 京都」でのディナーやメインを選べるブッフェスタイルの朝食の模様をお届けします。
また、ちょうどこの宿泊取材の日に、京都を中心とする工芸の魅力を発信している「ATELIER JAPAN」の新店舗が大丸京都店にオープンするにあたって内覧会があるよ〜とお仕事仲間から誘っていただいたので、そちらも併せてご紹介します。京都は変わらないようでいて、進化し続けている街。だから沼っちゃうんだよなぁ(どっぷりはまって抜け出せない状態になることを最近「沼る」というそうです)。
京都の真っ只中のパリ 「ブノワ 京都」で夕食を
「ザ・ホテル青龍 京都清水(以下、青龍)」の敷地内、向かって左手に見える離れのような別棟は何だろ? と思っていたのが、夕食を予約していた「ブノワ 京都」でした。
こちらのレストランを監修するのは、世界各地でミシュランの星付きレストランを展開するデュカス・パリ。瓦屋根が葺かれた建物のなかは……びっくりするほど、パリ!
真っ赤なビロードのソファ、フランスの蚤の市で選んだアンティークを利用したダイニングの家具やカウンター、バーカウンター、カール・ハンセンのチェア。壁に飾られたアンティークのポスターも、アラン・デュカス氏が自ら選んだというから、そう、思った以上にパリなんです。
1912年パリにオープンして以来100年以上続く老舗ビストロを2005年からデュカス・パリが受け継ぎ、東京にも店舗を展開していますが、全然違った雰囲気。
青龍に宿泊していなくても利用することが可能で、ランチ、アフタヌーンティー、ディナーと終日、旬の味わいを取り入れたモダンなビストロ料理やスイーツを楽しめます。
ディナータイムは、プリフィクスコースがスタンダード(アラカルトも選べます)。私は前菜2品とメイン、デザート、食後の飲み物のコースをオーダー。アミューズには、チーズのシュー「グジェール」が供されました。
猛烈に悩みながら選んだ前菜その1は「サラダブノワ インゲン豆 マッシュルームと豚肉のリエット」。普段ならこれで夕食終了かも?と思うほどどっさりのサラダは、酸味のあるシェリービネガーと刻んだエシャロットであえられていました。
そして前菜その2はパリというとバケツを抱えて(?)皆さんが食べているイメージのある「ブルゴーニュ産 エスカルゴ 6個 ハーブバター」を。エスカルゴは殻が外してあるので、スプーンで上にのっているクルトンごとクルッとひっくり返してパクッといただけます。
メインは「どのメニューが人気ですか?」とお尋ねしておすすめいただいた「カスレ ブノワ風 白いんげん豆」をチョイス。カスレはフランス南西部の郷土料理だそうで、白いんげん豆と、お野菜や豚、鴨、ソーセージなどの肉類をしっかり煮込んだもの。豚がスプーンで切れるぐらいほろほろ。ボリューミーです。
アラン・デュカスというとチョコレートもおいしいので、デザートには「プロフィットロール ディブロマットクリーム/バニラアイス チョコレートの温かいソース」を選びました。プロフィットロールはシュークリームのようなお菓子です。生地がむっちりしていて、濃厚なチョコレートと合う!
ちなみに、こんな“ザ・パリのビストロ!”な店内からも、日中は八坂の塔が見えるんです。
京都とパリを、某有名猫型ロボットがポケットから出してくれるどこでも行けるドア(一応ダイレクトな名称を避けてみました)で行き来しているみたいな、なんだか不思議な気分になります。ランチやアフタフーンティーにも伺ってみたいです!
そして、ブノワ 京都の利用客限定で、前編でご紹介した大人気すぎて大行列のルーフトップバー「K36」を同時予約することが可能です。スマートにルーフトップバーを利用するなら、このパターンが一番いいんじゃないかしらと個人的には思います。
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