【高野山への旅/前編】 “パワースポット”なんて言葉じゃ軽すぎる! 導きの神おわす「丹生都比売神社」から始まる聖地巡りと話題の駅舎ホテルを体験!
お大師さんのお母さんのお寺「慈尊院」は女性の味方!
今でこそ女性も高野山を訪れることができますが、明治時代に入るまでは修行者を律するために女人の立ち入りは禁じられていました。その代わり、高野山の近くまで女性がお参りできるお寺がいくつかあり「女人高野」と呼ばれていました。
高野山のふもとにある慈尊院(じそんいん)も女人高野のひとつ。我が子が開いた高野山をひと目見ようと、現在の香川県善通寺から訪ねてきたお大師さんのお母さん「玉依御前(たまよりごぜん)」がおられたお寺です。
このあたりを「九度山(くどやま)」というのですが、お大師さまは月に9度、高野山上から20数kmもの山道を下ってお母さんに会いに行かれていたことが由来。こうしたことから、子宝、安産、育児、授乳などを願い、乳房型絵馬が奉納されるようになったのだとか。
最近では、乳がん平癒を祈る方も増えているそうです。
こんな「女性のための御守」も。
重要文化財にも指定されている慈尊院・弥勒堂(みろくどう)も世界遺産の一部。こちらにお祀りされているご本尊、国宝・木造弥勒仏坐像は21年に一度のみご開帳されるとのこと。ちなみに前回は本来の周期にあたる2014年ではなく、2015年の高野山開創1200年記念と合わせてご開帳したそうです。
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