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2025年7月号

2025年6月6日(金)発売
特別価格:1570円(税込)
表紙の人:中谷美紀さん

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号泣必至の感動作! パット・ブーンニティパット監督が語る
“おばあちゃんと僕の約束”とは?

中山恵子

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自然に演じ切ったビルキンを誇りに思います

主演はビルキン(プッティポン・アッサラッタナクン)。『おばあちゃんと僕の約束』©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED『おばあちゃんと僕の約束』©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

――エムを演じたビルキンさんは、日本でも人気がありますが、オーディションで選ばれたのですか? いかにも今時の若者である青年が祖母との交流を通じて成長し、終盤はとてもよい表情をしているのが印象深いです。

ブーンニティパット:僕にとって今回の映画は長編初監督作だったので、彼と一緒に仕事をすることで自信を持ちたかったし、親しくなりたいと思いました。また、彼も僕と組むことは、気が楽だったと思います。ただ、彼は演技をするのが2年ぶりだからオーディションを受けたいということでした。オーディションの初日、彼に感情的に涙を流すシーンを演じてもらったのですが、プレッシャーが大きかったのかうまくいきませんでした。それで半年ほどワークショップを行ったところ、彼は気負うことなく自然に演じきってくれました。ほとんどのシーンが1テイクか2テイクでOKでした。そんな彼を誇りに思います。

主演のビルキンとパット・ブーンニティパット監督(メイキング写真)主演のビルキンとパット・ブーンニティパット監督(メイキング写真)
©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

――おばあちゃん(メンジュ)役のウサー・セームカムさんは、本作が長編映画デビュー作です。ご高齢ということもあり、長時間の撮影は大変だったのではないかと思いますが、撮影はどのように進めましたか?

ブーンニティパット:以前ドラマを撮っていたとき、予算が少ない一方でたくさんのシーンを撮らなければならず、俳優に無理をさせてしまったことがありました。撮影が大変になるのは、ショット数が多すぎるからなんです。今回の映画では、おばあちゃん(役のウサーさん)に負担をかけないために、最低限のショット数を心がけました。平均的な映画の1/5程度に抑えて、一日に撮るショット数を少なくしたことで、俳優もスタッフもリラックスした雰囲気を保つことができました。その分、撮影前の準備には通常の3倍くらいの時間をかけました。

メイキング写真。『おばあちゃんと僕の約束』©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED墓参りのシーンを撮影中の様子(メイキング写真)
©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

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構成・文

ライター 中山恵子

ライター中山恵子

ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。

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