桐島かれんさんが案内する初夏の鎌倉
もやい工藝
日本の伝統的な手仕事の美しさに触れる
1972年創業の工藝店。陶磁器や吹きガラス、染織物、かごなど、日本各地でつくられている優れた手仕事の品々を扱っています。
「わが家にあるやちむんの大皿や琉球ガラス、アケビのカゴはこちらで買ったもの。お店の方の知識が豊富なので安心ですし、ひとつひとつの背景について尋ねながら買うのも楽しいものです」
大分の小鹿田焼や沖縄のやちむんが並ぶ店内。
お店があるのは、鎌倉の中でも緑が多い静かなエリア。
創設者は現代の民藝活動の貢献者として知られる故・久野恵一さん
扱っている工芸品は、いずれも店主が窯元や工房へ直接足を運んで、作り手と対話した上で選んでいるそう。
もやい工藝
鎌倉市佐助2 -1 -10
0467 -22 -1822
〔営〕10 :00 ~17 :00
〔休〕火(祝日除く)
古我邸
“ 鎌倉三大洋館” でくつろぎの時間を過ごす
鎌倉文学館、旧華頂宮邸と並ぶ“鎌倉三大洋館”のひとつ。1916年、建築家・桜井小太郎によって別荘として建てられ、現在はレストランとして活用されています。
「内装は改修されていますが、外観は建設当時の状態で保存されており、大正から昭和初期にかけて建てられた西洋建築の魅力を堪能できます」
約1500 坪もの広大な敷地に佇む建物は、19 世紀のアメリカで用いられていた外壁の「シングル張り」が特徴。
古我邸
鎌倉市扇ガ谷1 -7 -23
0467 -22 -2011
〔休〕火・水(カフェの営業期間は3~ 12月まで)
〔ランチ〕11 :00 ~15 :00 (最終入場13 :30 )、ディナー17 :30~21 :00
( 最終入場19 :00 )、カフェ11 :00~日没(最終入場16 :00 )
photograph: Shoko Hiraoka styling: Ritsuko Hirai text: Hanae Kudo
photo provided: Kamakura City Tourist Association(Meigetu-in)
大人のおしゃれ手帖2025年6月号より抜粋
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