結婚する前もした後も悩みは尽きない!? 結婚にまつわるコメディ映画3選
『フォー・ウェディング』© 2019 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
「ジューンブライド」の季節に、結婚にまつわる映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。今回紹介するのは、さまざまな結婚の悩みを描いたコメディ。クスッと笑えてホロリとさせられる、そんな秀作を選んでみました。
目次
結婚そのものに悩む優柔不断なモテ男をヒュー・グラントが好演
『フォー・ウェディング』
『フォー・ウェディング』© 2019 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
4つの結婚式と1つの葬式(原題:Four Weddings and a Funeral)を通して、真実の愛を問うイギリスのラブコメディ。ハンサムな独身貴族のチャールズ(ヒュー・グラント)は、友人の結婚式で出会ったアメリカ人女性のキャリー(アンディ・マクダウェル)に一目惚れ。早速アタックして一夜を共にしますが、翌朝、婚約に関する話題をチャールズがはぐらかしたために、特に進展もなく別れます。しばらくの後、再び友人の結婚式でキャリーを見つけたチャールズは喜びますが、キャリーの横には富豪の婚約者がいて……。
チャールズとキャリーのすれ違う恋とともに、彼らの友人たちの恋愛もコミカルに描いている本作。仲間たちのなかで唯一うまくいっているのが年の差ゲイカップルの二人ですが、彼らは法的に結婚することができず、その愛を伝える場面が結婚式ではないことに、この映画の味わい深さがあります(映画が公開された当時はまだイギリスで同性婚が認められていませんでした)。
結婚に尻込みして、しまいには結婚そのものに疑問を感じてしまうチャールズを、ヒュー・グラントが好演。当時は『モーリス』や『日の名残り』での美青年ぶりが印象的だった彼が、優柔不断なモテ男を魅力的に演じたこともあり、予想外の大ヒット。以降、この路線がグラントの十八番となります。本作の脚本家リチャード・カーティスとグラントは、この作品以降に『ノッティングヒルの恋人』や『ブリジット・ジョーンズの日記』を世に送り出しています。
『フォー・ウェディング』
1994年製作
U-NEXTにて配信中
© 2019 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
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構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。
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