【シンプルライフ研究家が指南】
「洗濯」をシンプル化!
効率性を重視すれば毎日に余裕ができる
長年の習慣や、なんとなくで続けている日々の家事。
けれど、家族の形も社会の在り方も変わった今、それって本当に必要?
人生折り返し、家事に対する考え方と家事のやめ方について聞きました。
教えてくれたのは・・・
シンプルライフ研究家
マキさん
時産家事アドバイザー。夫と娘2人の4人家族。会社員の傍ら、YouTube「エコナセイカツ」やオンラインサロン「シンプルライフ研究会」で暮らしがラクになるヒントを発信中。
負担軽減は素材選びから!
洗濯でやめていいこと
洗濯を簡単にするには、衣服も洗剤も種類を持たないことも大事。
アイロンがけの手間は思い切ってカット!
毎日洗濯すること
洗い物がたまるからと毎日洗濯機を回しているけど、それって本当に必要でしょうか。
「まとめて洗ったほうが、水や洗剤も少なく済んでエコです。タオルのにおいなどが気になるなら、リネンやガーゼなどの乾きやすい素材を選んでみてください。
お風呂上がりに体を拭くだけのタオルは、使った後すぐに乾かしておけば、においも気になりません」
洋服のアイロンがけ
苦手な家事として挙がることの多いアイロンがけ。
「リネンのトップスやワンピースは、広げて干せばそのままの風合いで着られるので、そもそもアイロンいらず。夫のYシャツはクリーニングに出すことにしています」。
形状記憶のシャツも増え、気になるところだけスチームアイロンでサッとのばせば、アイロン台を出さずに、簡単にパリッとします。
仕分け洗い
色柄物、デリケート洗いなどの仕分け洗い。これはどれ? と悩んだり、家族が協力してくれないと確実に労力は増えます。
「洋服も見直し、色落ちするような色柄物やデリケート洗いが必要な服を買うのをやめると、洗濯の負担が減ります」。
また、ワンピースなど、1枚で着られるものが多いと洗濯物自体が減らせます。
取り込む&たたむこと
分けて、洗って、干して、取り込んで、たたんで、しまう……。工程が多い洗濯は、一部でも省略したい!
「 わが家の洗濯物は、すべて干したときのハンガーのまましまっているので、“たたむ”のプロセスがカットされています。下着類は、引き出しにふわっと入れているだけです」。
乾燥機付きの洗濯機があるなら“干す”と“取り込む”を省略できます。
何種類もある洗剤
おしゃれ着洗いや抗菌洗剤、柔軟剤も数種類など、洗剤だけでもズラリとそろえている人も多いのでは。
「ウールもシルクも関係なく洗える液体せっけんがあります。これはどの洗剤を使うのだっけ? と考えなくていいのはとてもラクだし時短です。それで落ちない汚れは、酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かして漬けてみてください」
私はこれをやめました!読者の声
ゴシゴシ洗いをやめました。湯舟に湯をためて漂白するだけで、簡単にきれいになります。
K.Rさん(76歳)
外干しをやめるためにドラム式洗濯乾燥機を購入。花粉の時期もうそのように快適に!
H.Hさん(61歳)
息子の高校卒業と同時に、この世でいちばん嫌いなアイロンがけを卒業しました。
S.Tさん(56歳)
朝洗濯をやめて、1日の始まりを清々しく迎えています。朝の時間の貴重さを実感中。
T.Nさん(57歳)
イラスト/松本麻希 文/田中絵真
大人のおしゃれ手帖2025年6月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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