【一泊二日の大人旅】次の韓国、どこいく? 釜山の「推しスポット」は、パワフルでディープな人と食と、情に触れるローカル市場!
韓国のB級グルメを楽しむならここ! 暮らしの記憶が詰まった迷宮「国際市場」
チャガルチ市場から少し北へ歩くと、「国際市場」のにぎわいに包まれます。ここは、戦後の混乱のなかで自然発生的に生まれたマーケット。戦争で家を失った人々が商いを始め、少しずつ形を整えてきたという歴史がある場所です。通りごとになんとなくエリア分けされていて、洋服や台所用品、生活雑貨や電化製品、寝具など、さまざまな店がぎっしりと連なります。
なかでもおもしろいのは「アリラン通り」の一部である「モクチャコルモク(=食べよう通り)」。
バッグやアクセサリーなどファッション雑貨を扱う店の前で、アジュンマたちがパラソルを開き、自家製のおかずを並べた屋台を出しているのです。どの店もメニューはそれほど変わらず、オデンやトッポギ、具なしのキンパやチャプチェなど、韓国を代表するB級グルメが楽しめます。
歩きながらふと空を見上げると、釜山タワーが。国際市場はとにかく広く、方向がわからなくなりがちなので、目印にするのがおすすめ。展望台からは国際市場のある南浦洞エリアはもちろん、チャガルチ市場や釜山港まで見渡せます。
このエリアにはローカルな食堂もたくさん。釜山発祥の料理であるナッコプセで知られる人気店「ケミチプ本店」は、観光客も地元民も多く、女性一人でも安心して入れます。「ナッコプセ」とは、ナッチ=タコ、コプチャン=ホルモン、セウ=エビを具材にした鍋で、それぞれの頭文字から名づけられた料理。店員さんが目の前で調理してくれ、できあがったらごはんにのせ、ナムルやキムチ、のりと一緒に混ぜてピビンバに。やわらかいタコはかむほどうまみがしみ出て、ホルモンのコクと相まって、あとひくおいしさです。ちなみに辛さは選べるので辛いものが苦手な方でも安心。
おすすめは1982年創業の「トルゴレスンドゥブ」。長年地元の人たちに愛されて続けている老舗です。まず運ばれてくるのは、大きなキムチとキッチンバサミ。自分でカットして食べるのですが、これは「出したてのキムチ」という証でもあります。浅漬けのシャキシャキタイプでしたが、季節によって味わいが違うそうです。つづいて運ばれてきたチゲには、ふわふわでなめらかな豆腐がたっぷり。海が近いせいか、海鮮のコクのあるだしがたまらない一品です。朝早くから営業していて、市場で働く人たちがサクッと食べて帰るという、市場のファストフード的なポジションのお店でした。
国際市場
釜山広域市 中区新昌洞4街
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