【明日海りおさんインタビュー】「“書くこと”に出会って心を震わせる主人公が、舞台に立つ自分と重なった」
“日焼けしないこと”が、夏の疲れを防ぐための秘訣
作品を彩る楽曲の数々も、本作の大きな見どころ。明日海さん自身は、どう受け取っているのでしょうか。
「1幕、2幕の冒頭で、“さあ、これから皆さんにコレットの人生をお伝えしますよ”と、キャスト全員でコレットの世界にいざなうようなナンバーがあるんですけど、まさに“物語の始まり”という感じでとても素敵なんです。コレットがパントマイムの舞台に立つシーンでは、ちょっと大胆でエキゾチックな曲調になっていたり、書くことに出会う場面ではピアノの響きが美しい曲があったり……。要所要所で素敵なナンバーが贅沢に用意されているので、早く皆さんにもお届けしたいです」
稽古から公演まで、厳しい暑さが続くこの時期。明日海さんならではの夏バテ対策はあるのでしょうか。
「直射日光に当たると、体力が奪われてしまうことに気づいて。去年くらいから、腕にたっぷり日焼け止めを塗って、日傘をさして、しっかり対策するようにしたら、ぐんと疲れにくくなりました。私の場合は暑いからといって食欲が落ちることはなくて、むしろお稽古が終わるとすごくお腹がすくんです(笑)。G2さんが細かいところまで丁寧にお芝居をつけてくださっていますし、こちらも頭をフル回転させて受け取ろうとしていて。しかも今回は台本が濃密で、覚えなきゃいけない台詞や段取りもたくさん。夏の暑さを感じている余裕がないくらいです(笑)。そうやって夢中でがんばっているうちに、気づいたら夏が終わっているんじゃないかな……? なんて思っています」
PROFILE
あすみ・りお 1985年生まれ、静岡県出身。2003 年に宝塚歌劇団に入団。2014年に花組トップスターに就任し絶大な人気を誇る。2019年に退団。退団後は舞台に加えて映像でも活躍。第50回(2024年度)菊田一夫演劇賞受賞。近年の出演作に舞台『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-』『精霊の守り人』『王様と私』『9 to 5』『昭和元禄落語心中』、ドラマ『推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~』『グレイトギフト』など。10月からはミュージカル『エリザベート』の出演も控える。
明日海りおさん主演舞台
ミュージカル『コレット』
19世紀末、ベル・エポックのパリ。田舎町で育ったコレット(明日海りお)は、14歳年上の人気作家ウィリー(今井朋彦)と結婚し、華やかな社交界に足を踏み入れる。彼女の才能に気づいたウィリーはゴーストライターとして小説を書かせ、「クロディーヌ」シリーズは大ヒット。しかし、著者名は夫のもの。創作の歓びと葛藤に苦しみながらも、コレットは自らの道を切り開いていく——。
脚本・作詞・演出:G2
音楽:荻野清子
出演:明日海りお / 今井朋彦 大東立樹(CLASS SEVEN) 七海ひろき / 吉野圭吾 花乃まりあ / 前田美波里 ほか
日程:
2025年8月6日(水)~8月17日(日)東京・日本青年館ホール
2025年8月21日(木)~8月24日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール
公式HP: https://musical-collet.com/
ドレス/MSGM(アオイ 03-3239-0341)、イヤカフ、リング/ともに1Dジュエリーワークス(ドレスアンレーヴ 03-5468-2118)
撮影/天日恵美子 スタイリング/大沼こずえ[eleven.] ヘアメイク/山下景子 取材・文/工藤花衣
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
この記事を書いた人
ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中!
※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Instagram:@osharetecho
Website:https://osharetecho.com/
お問い合わせ:osharetechoofficial@takarajimasha.co.jp