【1泊2日の大人旅】星野リゾートの温泉旅館「界 奥飛騨」で山の緑と温泉に癒やされる“ごほうび時間”を満喫
北アルプスの山間に位置する岐阜県・奥飛騨は、日本屈指の湯量を誇るいわずと知れた温泉郷。2024年9月には、全国に展開する星野リゾートの温泉旅館「界 奥飛騨」がオープン。豊かな自然のもと、空や山々を眺めながら温泉が楽しめる露天風呂や足湯、伝統工芸の体験など、ここでしか味わえないごほうび時間を満喫できるとあり、多くの旅行者から注目を集めています。
今回は、気になる温泉宿「界 奥飛騨」の宿泊レポートをたっぷりお届け!
山間の散策を楽しみながら、宿・温泉・庭園を回遊
大正時代より共同浴場に歩いて出かけ、湯浴みする風景があったという奥飛騨温泉郷。
「界 奥飛騨」ではその風景を継承するため、客室棟・温泉・離れと、それぞれの棟が独立。移りゆく山々の表情を見ながら回遊を楽しめる造りになっています。
チェックインを済ませてから、私はすぐに中庭へ向かいました。独立した4つの棟に囲まれた中庭は宿泊者の憩いの場。
ここでは、午後3時から深夜12時まで解放されている源泉かけ流しの足湯や、地域に根差した伝統工芸を体験できる「ご当地楽」を楽しむことができます。
温泉の豆知識を学ぶ「温泉いろは」&伝統文化に触れる「ご当地楽」
旅の疲れを癒やすべく、足湯に足をつけながらまったりしていると、目の前に立派な山を発見。青空とのコントラストが実に美しく、何枚も写真を撮ってしまいました(笑)。そのまましばらく山を見つめていたら、ほかの宿泊者の方々が中庭にぞろぞろと集まってくるではありませんか。これは……何かが始まる予感!
ほどなくして「界 奥飛騨」のスタッフの方が中庭に登場。奥飛騨に湧き出る温泉の湯量や温度、泉質を解説する催し物「温泉いろは」がスタートしました。
武田信玄の軍が白猿に導かれて発見したという諸説を残す奥飛騨温泉郷の平湯温泉。全国でも有数の湧出量を誇り、その量はなんと1日1000万リットル! 洗浄力にすぐれた成分「ナトリウム・カルシウム―炭酸水素塩・塩化物泉」を豊富に含む泉質で保湿力の高さも◎。美肌の湯ともいわれているそうです! 約20分間にわたる「温泉いろは」の締めくくりには「界 奥飛騨」の大浴場の最適な入浴法を教えていただき、このあとの入浴タイムがより楽しみに♪ ちなみに「温泉いろは」に参加すると、全国の「界」で使用できるお湯印帳をゲットすることができますよ!
そして、温泉の豆知識を一通り学んだあとは地域の文化を体験できるご当地楽「飛騨の匠体験」に参加。プログラムの内容は地域によってそれぞれ異なるらしいのですが、ここ「界 奥飛騨」では飛騨の伝統工芸として知られる曲木(まげき)を体験することができます。
曲木とは、熱湯でやわらかくした木材を、型を使って曲げる加工技術。木材の繊維を断ち切ることなく曲げるため、強度と耐久性にすぐれているうえに、見た目が美しいのも魅力。「界 奥飛騨」では、客室や湯上がり処など、館内のいたるところに曲木を用いた家具が置かれていました。
体験で使用するのは木の板と土台。まっすぐな板を半円の木の型に乗せて少しずつ曲げていき、風呂敷とセットで使うバッグのハンドルに仕上げます。熱湯に入れてやわらかくなっているとはいえ、なかなかの難易度。パキッと折れてしまわないよう、力の入れ方に気をつけながら木を曲げていきます。
こうして、無心で作業に励むこと約10分。曲木の作業が完了! 界のオリジナル手ぬぐいを結んだら、可愛いバッグの完成です。よく見るとハンドルの歪みが気になりますが……(笑)、それもご愛敬。旅の思い出となりました!
星野リゾートの温泉宿「界」に行くなら……
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