「界 奥飛騨」に宿泊するなら、夕食と朝食は外せない! 絶品“宿ごはん”をレポート
日本全国23か所(2025年7月現在)の温泉地に宿泊施設を構える星野リゾートの温泉宿「界」。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、それぞれの地域の特色を活かしたおもてなしで訪れる人々を魅了しています。先日、編集Nが訪れた「界 奥飛騨」も温泉や伝統文化の手作業など、すばらしい体験が待っていました。
今回は、本旅館を訪れたら必ずや味わっていただきたい朝夕の食事をピックアップ。気になるメニューの内容をご紹介します!
奥飛騨の名物&旬の食材を使用した「会席料理」に舌鼓
旅の1日目は、近くの観光スポットをまわったりご当地楽に参加したりと活動的に過ごしたため、17時ごろにはおなかがペコペコ。早めの夕食をいただくべく、食事処へ向かいました。
「界 奥飛騨」の食事処は半個室スタイル。ゆったりとした空間で、周りに気を遣わず食事を楽しむことができます。夕食は地元の食文化に根差した会席料理。ここでしか味わえない絶品料理を、編集Nの感想とともにお届け!
地元の食材をふんだんに使用した料理を味わえるということでワクワクしながら席に着くと、目の前には料理……ではなく、なんとも奇怪なオブジェが!
実はこちら、奥飛騨の文化に根差したお守り。囲炉裏をイメージした器に鎮座している2体の顔型は「山彦人形」といい、開運・魔除けのためのものなのだとか。ちょっぴりドキッとする見た目ですが、魔除けと聞いて納得です。
奥飛騨の文化について学びを得たところで、お待ちかねの夕食がスタート。
一品目は、先付けの「すったてと牛しぐれ」。細かくつぶした大豆や野菜の食感が楽しく、しぐれ煮のやさしい味わいも◎。だしがきいた冷や汁にすだちをさっとかけて、さっぱりといただきました。
地域の特色を強く表現した先付けは、「界」が自信をもって提供する名物料理。それぞれの旅館で、まったく異なる料理が楽しめるそう。
続いていただいたのは「あわび真薯(しんじょ)」。
ふたを開けた瞬間、あわびの磯の香りと柚子の香りが広がり、食欲が増し増しに。すり身のふわっとした食感とあいまって、滋味深い味わいでした。
囲炉裏端をモチーフにした器で登場したのは「界」の会席料理でおなじみの「宝楽盛り」。まぐろ、かんぱち、鯛のお造りと前菜を盛り合わせた八寸、トマトの玉寄せ、きのこの酢の物がひとつの器に集まった豪華なラインナップ。
お刺身は身がギュッとしまっていて、とっても新鮮。梅干しと花がつおで煮詰めた鮎は、濃いめの味付けでのんべえにはたまらない……。お酒がぐいぐい進みます。 ほかにも、ほんのり甘いさつまいものおかき揚げ、しょうがのジュレをトッピングしたトマトの玉寄せなど、食感や味わいが楽しめる料理がたくさん。
おいしいものを少しずつ味わいたい人にとって、特にうれしい一皿です!
「界 奥飛騨」の宿泊レポートはこちら
美濃焼の美しい器に盛られて運ばれてきたのは、一口サイズの揚げ物3品。少しずつおなかが満たされてきたタイミングで、このサイズ感はありがたい。次の料理もおいしく食べられるよう考えつくされた一皿です。
旬野菜の天ぷら、かむたびに甘さを感じるたたきえびの新挽き揚げ、春巻きの皮で包んだぱりぱり食感の鱧の薄衣揚げ、これは……間違いなくみんなが笑顔になる味。
しょうゆや岩塩ではなく、レモンを丸ごと塩漬けした爽やかな風味の“レモン塩”とともにいただくことで、ペロッと食べ終えることができました。
そして、最後に運ばれてきたのは本日のメインディッシュ「飛騨牛味噌すき焼き」。奥飛騨に来たなら一度は食べてみたい名物料理です。
細かいサシが入った赤身のお肉がぐつぐつと鍋で踊る姿に、ついよだれが……(笑)。早く食べたい気持ちを抑えながら、食べごろを迎えるまでひたすら我慢。でも、その待ち時間すら楽しいのだから不思議です。おいしいものって正義!
そんなこんなでだいぶ味がしみ込んでまいりました。まずはごはんや薬味に頼らず、肉だけをパクリ。ほどよくあぶらがのったやわらかい肉とみそのハーモニーは相性抜群。頬が落ちるほどのおいしさとはこのことか、と納得しました。
続いて、甘辛く味付けされたみそによく絡んだ飛騨牛を、そばの実ごはんにオン。とろろをくぐらせていただくと、先ほどよりもまろやかな味わいに。さっきまでの料理でだいぶおなかが満たされていたというのに、あっという間にお茶碗が空になりました。
食後は朴葉焼きのイメージで七輪に置かれたマシュマロにみたらしソースをかけてお口直し。食べ終わった後に網目を外すと、中にはごまアイスが!
2度楽しいデザートタイムを満喫して、大満足の夕食を終えました。
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