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大人のおしゃれ手帖 9月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年9月号

2025年8月7日(木)発売
特別価格:1590円(税込)
表紙の人:木村多江さん

2025年9月号

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【50代のこよみ養生 Vol.40】秋の味覚を先取りして皮膚・粘膜の乾燥を予防しよう

TSUBO

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明日、8月7日からは「立秋(りっしゅう)」、秋のはじまりです。まだまだ残暑が続くものの、季節は少しずつ着実に移ろいでいます。
この節目の時期に体を夏モードから秋モードへと切り替えて、秋の不調を予防していきましょう。

初秋しか味わえない「“ちいさい秋”探し」を楽しもう

今日は二十四節気(にじゅうしせっき)の、夏の最後の日。明日からこよみはとなります。そうは言っても明日から急に涼しくなるはずもなく、まだまだ気温も湿度も最高レベル。「それならまだ夏でしょ」と思われるかもしれませんが、暑さは今日までの「大暑(たいしょ=7月22日〜8月6日)」を頂点に、「立秋(りっしゅう=8月7日~22日)」「処暑(しょしょ=8月23日~9月6日)」「白露(はくろ=9月7日~22日)」と徐々にピークアウトしていき、入れ替わりに秋の気がだんだんと強くなっていきます。

そのため立秋を迎えると、暑さはピーク並でもほんのわずかに秋の気配が漂うように。例えば、朝晩が少しだけ涼しくなったり、ときおり爽やかな風が吹き抜けたり、草木の緑がかすかに薄らいできたり、せみの鳴き声にひぐらしの声が混じったり、夕方の影が長くなっていたり⋯⋯。

そして空を見上げれば、力強い夏の入道雲に、やわらかい秋のうろこ雲やすじ雲が重なるのを見かけることができるかも。これは「行き合いの空(ゆきあいのそら)」と呼ばれるもので、隣り合うふたつの季節が混ざった空の様子。夏から秋へと季節が移ろう今しか見ることのできない景色です。

うだるような猛暑の中、そうした“ちいさい秋”を見つけると、宝を探し当てたようなちょっと嬉しい気分に。ぜひ五感を研ぎ澄ませて、この時期だけの“ちいさい秋”探しを楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライター TSUBO

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO

健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。

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Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/

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