【大人の夏旅】日本一長い盆踊り「郡上おどり」を体験! 風情あふれる名水の町・岐阜県郡上八幡へ
夜の郡上おどりに備え、郡上八幡博覧館で予習を
夜の郡上おどりまで時間があるので、大正9年に建てられた旧税務署をそのまま利用したミュージアム「郡上八幡博覧館」で、郡上おどりの歴史や踊りについて予習することに。
踊りは全部で10種類と曲目が多いのが特徴。400年以上受け継がれてきた曲と踊りの伝統は、ユネスコ無形文化遺産・国の重要無形民俗文化財に登録されています。映像で見ると難しそうに見えますが、それぞれの曲を表現する振り付けが繰り返されているので、その意味を理解すると初心者にも踊れそうな気がしてきました。こちらでは土・日・祝日を中心にスタッフによる郡上おどりの実演も開催されているそうなので、参加前の予習にぴったり。
館内の売店では踊り下駄も販売
郡上踊りの最大の特徴は、「見る踊り」ではなく「 参加する踊り」だということ。誰でも見よう見まねで踊りの輪に加わることができるとのことで、当初は見学のつもりでしたが、次第に参加してみたい気持ちになってきました。
下駄を鳴らす振り付けが多いとのことで浴衣と下駄で参加するのがおすすめだそうですが、もちろん洋服での参加もOK。江戸時代、城主が士農工商の融和を図るため、身分に関係なく無礼講で踊ることから始まったという郡上おどり。地元民も観光客も、ベテランも初心者も、誰でも分け隔てなくウェルカムという気風が多くの盆踊りファンを集めているようです。
郡上八幡博覧館
https://hakurankan.com/
この記事を書いた人
エディター・ライター吾妻枝里子
出版社勤務を経て独立。女性誌やウェブメディアを中心に、ファッション、旅、ライフスタイルなどの記事を手掛ける。ダンス、ボディボード、SUPなどアラフィフから新しい趣味に挑戦中。2匹の保護猫と海辺の街に暮らす。
Instagram:@eriko_azuma