【50代のこよみ養生 Vol.42】おやつ感覚で手軽に実践!「ドライフルーツ薬膳」
夏バテ・疲れ・ストレスなどを解消したいときには
夏バテがピークに達しそうなこの時期は、疲労回復にもドライフルーツが活躍します。
ドライフルーツの大定番であるレーズンは、気(き=エネルギー)と血を補う食材で、発汗による気と血の消耗からくる夏バテ対策にぴったり。疲労、倦怠感、虚弱体質、貧血などの改善に役立つほか、のどの渇き、乾燥によるせきなどもやわらげてくれます。
同じく大定番のドライフルーツ・干しいもも気と血を補う性質があり、夏バテや疲労の回復にうってつけの食材。また、胃腸虚弱、食欲不振、貧血などをやわらげたり、腸を潤して便通をよくする薬膳効果もあります。
体力が落ちているときは、なつめチップスがいいでしょう。なつめも気と血を補う食材ですが、特に免疫力を高める力に優れているので、疲れがひどいとき、免疫力が落ちているなと感じるときは積極的にとり入れて。メンタルを安定させる性質もあり、不眠やイライラが気になるときにも最適です。
ストレスがたまっていると感じる人は、ドライオレンジがおすすめです。オレンジはストレスによって滞りやすい気のめぐりをよくする食材で、特に気の滞りによる食欲不振や吐き気、胸やおなかの張り・痛みなどの緩和を助けます。
おやつ感覚で手軽に実践できるドライフルーツ薬膳。ぜひとり入れてみてください。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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