汗に勝つ! 崩れないメイクテクニック
ヘア&メイクアップアーティスト長井かおりさんが指南
高い気温・湿度に加え、更年期症状によるほてりが相まってジワジワ汗が止まりません!
そこで、メイクが崩れないテクニックとメイクキープに不可欠なアイテムを教えていただきました。
教えてくれたのは・・・
ヘア&メイクアップアーティスト
長井かおりさん
わかりやすい化粧品解説や読者に寄り添ったメイクテクニックの提案で、メイク初心者から美容マニアまで幅広い層に支持される。
YouTubeチャンネル『おしゃべりメイクBOX』も大好評。
こちらの記事もチェック
汗に勝つ!密着させるメイクテク
格段に落ちにくく、にじみにくくするなら、メイクフィックステクとコーティングアイテムが決め手!
メイクの極意
“ミルクレープ”を意識するべし
下地、ファンデーション、フェイスパウダー、となんとなく重ねているだけでは汗に完敗。指先、スポンジ、パフでしっかり圧をかけ、肌に密着させていくことが大事です。薄い層を重ねるミルクレープのような仕上がりをイメージして。
“少数精鋭”で仕上げるべし
モノをたくさん使うと、崩れやすくなるのがポイントメイク。落ちにくさが特長のアイテムを厳選しましょう。ベースメイクがていねいなら、ポイントメイクが軽めでも手抜きに見えないし、モノの数を絞った分、より崩れにくくなります。
ベースメイクの必須アイテムはこれ
毛穴対策下地
毛穴をならしてフラットに整える
(右)テカリも崩れも防ぐ。
ナチュラグラッセ ポアレス スムース プライマー 20g ¥3,300/ナチュラグラッセ
(左)つややかな仕上がり。
メディア リュクス スムースビューティーベース ベージュ SPF50+・PA++++30mL ¥1,540(編集部調べ)/カネボウ化粧品
厚手のスポンジ
濡らして使えばファンデーションがピタッ
パーツによって使い分けしやすい。
ロージーローザ バリュースポンジN ウェッジ型 30P ¥506/ロージーローザ
メイクフィックスミスト
メイクをピタッと肌に密着させる
(右)美容液成分で乾燥も防ぐ。
サナ 舞妓はん化粧もちおしろいミスト75mL ¥1,540/ 常盤薬品工業
(左)汗や皮脂、表情の動きによるヨレも防止。
メイク キープミスト EX + 80mL ¥1,320(編集部調べ)/コーセーコスメニエンス
クリームチーク
(右)透明感を引き立てる、ヘルシーな印象の赤みピンク。
エレガンス スリーク フェイス N PK106¥3,300/エレガンス コスメティックス
(左)フレッシュなオレンジ。
ちふれ リップ & チーク バーム OR10 ¥550/ちふれ化粧品
細めブラシ
フェイスパウダーをつけるのにも最適
肌あたりのやさしい天然毛100%ブラシの大小2本セット。今回のメイクでは、フェイスパウダーを細かい部分に乗せるのに大きめブラシを、眉に小さめブラシを使用。
ロージーローザ アイシャドウブラシセット ¥528/ロージーローザ
柔らかいファンデーション
肌にしっかり密着してヨレにくい
(右)毛穴をカバー。
オルビスユー トリートメントクッションファンデーションN SPF30・PA+++ 全2色 ¥3,410/オルビス
(左)美容液級の保湿力。
マキアージュ エッセンスリキッドEX SPF50+・PA++++ 全5色 ¥3,740(編集部調べ)/マキアージュ
クリアパウダー
ファンデーション密着+透明感アップ
(右)時間が経ってもくすみにくい。カネボウ クリスタライズドフィックスパウダー ¥7,150/カネボウインターナショナルDiv.
(左)涼しげな印象のつややかなブルー系。ヴィセトリニタス グロウ パウダー01 ¥1,870(編集部調べ)/コーセー
1. 毛穴の気になるところは「くるくる塗り」
メイク下地を顔全体に塗る。
毛穴の気になる部分には指先でクルクルと、お掃除ロボットのようにあらゆる方向から毛穴に入れ込む。
2. 濡れスポンジにして密着性を格段にアップ
ファンデーションは濡れスポンジでつける。
普段の日は水で濡らして絞り、滝汗予想の日ならメイクフィックスミストでしめらせる。
3. ファンデーションをスポンジでなじませる
ファンデーションをのせた部分から濡れスポンジで軽く叩いてなじませる。すぐに密着するので、右頰、左頰、額、細部とゾーンごとに。
4. クリームチークもスポンジで密着させる
3と同じスポンジの、ファンデーションがついた部分にチークを取る。3度トントンと取り、頬広めに、こすらずトントンとのせる。
5. パウダーは肌を押さえるようにしてつける
大きめのパフにフェイスパウダーを取り、軽く圧をかけながら顔全体にしっかりとつける。
こうすると粉っぽくならず、密着させられる。
6. ヨレやすい部分にはアイシャドウブラシで
目の際、二重の溝、眉の下、小鼻、口角の際など細かい部分には、パウダーを小さめのブラシでのせると細部までつけられる。
TIPS
冷たいおしぼりを首に当てながらメイク
冷やしたおしぼりなどを、太い血管が通る首の後ろに当てると肌の温度が下がり、メイク中の汗対策に一役。
ミント系のオイルを1滴つけても効果的。