台湾マニアが通う 台北で「ひとりごはん」がうまい店【ひとりで気ままに台湾旅行】
「ひとりごはん」にもおすすめ
1周回って結局おいしい台北・超有名店
気に入って通うお店でも、日によって味にばらつきが出がちなのが「台湾グルメあるある」。20年以上台湾に通い続け、数多くのお店を食べに食べ歩いて今思うこと。「結局、人気が衰えない有名店は裏切らない!」。今回紹介するのはいつ行っても「そうそう! これこれ!」というおいしさで迎えてくれるお店。行列必至店なので、私なりの攻略法もご参考にしてください。
01 鼎泰豊 新生店
「やっぱり台湾で食べたほうがおいしい」と思う筆頭が小籠包。これまでさまざまなお店の小籠包を食べてきましたが、初めて台湾を訪れる人はもちろん、「滞在中食べられるチャンスは一度だけ」という人におすすめするなら、「結局、鼎泰豊だよな」と個人的には思っています。店舗数も多いのですが、おすすめは「新生店」。座席数も多いので回転率もよく、ひとり客にも慣れています。とはいえ超人気店なので、行列は必至。待ち時間をなるべく短縮したいなら、開店30分前に行き整理券をゲットしてください。整理券には、入店目安の時間を書き込んでくれるので、その時間までにお店に戻ればOK。「永康街」も近いので、待ち時間に台湾みやげを買いに行っても。「ひとりごはん」にうれしいのが、小籠包に5個のメニューがあること。ひとりでもいろんな味を試したい欲が満たせます。基本の豚肉はもちろんおいしいのですが、私は鶏肉がいちばん好み。ヘチマもさっぱりしておいしいです。
【shop data】鼎泰豊 新生店
台北市信義路二段277號
(営)月~金 11:00~20:30、土・日・祝 10:00~20:30
無休(旧正月の大晦日および元日は休)
02 冰讚
台湾かき氷も旅の目的の一つにしている人も多いのではないでしょうか。台湾マンゴーの旬の時期に一杯選ぶなら、私は「冰讚」の芒果雪花冰(200 NT$)一択です。削り方に秘密がありそうなミルク氷は、まさにパウダースノウ。一瞬冷たさを感じないくらいふわっふわの軽い食感です。その上に厳選されたマンゴーの果肉がどっさり。練乳ソースもマンゴーのおいしさを邪魔するどころか、引き立てる絶妙なバランス。目の前に置かれると、かなりのボリュームに見えますが、女性でもひとりでペロリと平らげられるはずです。混雑時は1時間以上の行列は当たり前の店ですが、それを避けたいなら狙い目は18時以降の夜の時間帯。今回の滞在4日間で、この時間帯は並ばずに入れました。毎年、1年のうち半年ほどしか営業しないのも「冰讚」スタイル(期間は事前に要確認!)。MRT「雙連」駅から徒歩5分ほど。「寧夏夜市」で晩ごはんを済ませて、食後のデザートにぜひ!
【shop data】冰讚
台北市大同區雙連街2號
(営)11:00~21:00(2025年は4月中旬~10月末まで営業)
※期間限定オープン。期間中は台風時以外無休
※データや情報は旅行時のものです。変更になる場合もあります
撮影・文/鈴木香里
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この記事を書いた人
エディター・ライター鈴木香里
編集&ライターとしてフリーで活動中。『大人のおしゃれ手帖』では、旅行やお散歩系の企画、手仕事の取材記事、ファッションなどの特集ページのほか、隔月連載「それぞれの更年期」などを担当。好きになったら「とにかく通い、足で情報を得る」旅スタイルで、国内外問わず、リピートする旅先は多数。台湾には、2002年から20数年通い続けている。