花總まりさんが語る、50代の歩き方
「40代までの『やり切った』を胸に、新しい自分らしさを見つけたい」
『エリザベート』『マリー・アントワネット』のタイトルロールをはじめ、グランドミュージカルの数々のヒロインを演じてきた花總まりさん。2025年11月にシアタークリエで上演されるミュージカル『バグダッド・カフェ』では、これまでのイメージとは異なる、ちょっと意外な役にチャレンジします。どんな時も舞台上でエレガントに存在するために、欠かさない努力。そして何より、大人の今だからできる可能性に、その頬は輝いていました。
目次
花總まりさんが語る、50代の歩き方
「40代までの『やり切った』を胸に、新しい自分らしさを見つけたい」
私だから演じられるジャスミン像を模索したい
砂漠の中にポツンと建つ、寂れたモーテル。そこに、見慣れない姿をした女性がふらりと現れる――そんなイントロから始まるのが、80年代後半に大ヒットし、ミニシアターブームを巻き起こした『バグダッド・カフェ』。斬新なのにどこか懐かしく、そしてとびきりハートウォーミングな映画が、青春の記憶とともにある人も多いことでしょう。名作はのちにミュージカルとなり、2025年11月に、日本初演を迎えることになりました。
「恥ずかしながら、今回お話をいただくまで、映画を見たことがなかったんです。でも、何の予備知識も持たずに見始めて、最初はコメディなのかな?と思っていましたが、どんどん引き込まれていって、最後には、『なんて心が温かくなるんだろう……』と」
花總さんが演じるのは、ドイツからやってきた旅行者・ジャスミン。映画では豊満な体つきにニュアンス豊かな表情が印象的な女性でしたが、その役に、これまで多くのミュージカルでプリンセスや王妃を演じてきた花總さんが扮するギャップにも、興味が湧いてきます。
「映画は、あの俳優の方が演じたから醸し出された独特の雰囲気や味があったと思います。ですから、今回のミュージカル版では、私が持っているものをにじませながら表現していくことになるのだろうなと。私だから演じられるジャスミンをどんなふうに作っていこうかと、今からワクワクしています」
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