【大人の和歌山】醬油発祥の地へ! 座禅体験で心も整う大人旅
海の幸に梅酒、紀州漆器……和歌山の名産品を満喫!
ランチに訪れたのは、有田(ありだ)市の「TestiMone ARIDA(テスティモーネ アリダ)」。見晴らしのよい高台にあるイタリアンレストランです。
前菜とパスタ。パスタは2種類から選べるます。私は海鮮系をチョイスして、和歌山の海の幸を味わいました♪ パン、ドルチェ、食後の飲み物がセットになっていました。
食後は、中野BCさんの梅酒酒蔵見学へ。南高梅の名産地・和歌山県みなべ町の梅を仕入れたその日に漬け込んでいます。1つのタンクに約20万個の梅が入っているそう。半年ほど漬け込んだら実を取り出し、さらに半年熟成させます。丸い小窓から見える梅がなんだか可愛いです!
ショップでは、さまざまな梅酒のほか、最近人気の高いクラフトジンなどいろいろなお酒を購入できます。
疲労回復などの効果がある「梅エキス」は、江戸時代から飲み続けられている日本の伝統的な健康食品のひとつ。
梅肉エキスだけに含まれる「ムメフラール」という成分には、血流改善効果もあるそうなんですが……すっぱい。かなりすっぱいです。すっぱいのが苦手な人用に、粒タイプもありました。
和歌山の代表的な地酒「黒牛」の名手(なて)酒造店のショップにも立ち寄りました。
酒樽などをそのまま使ったイートインスペースでは、利き酒も楽しめます。
和歌山県海南(かいなん)市黒江は漆器の名産地で「紀州漆器」としてブランド化されています。工房を見学させていただいた「漆屋はやし」さんでは、特産品のみかんの皮やひょうたんを使ったオリジナルの器を製作中でした。
和歌山の漆器のルーツも、やっぱりお寺。和歌山県岩出(いわで)市の古刹、根来寺(ねごろじ)で漆器が多く使われていたことに始まります。豊臣秀吉による根来攻めで、漆器を作っていた職人たちも各地に散り散りになりますが、そのおかげで漆器の技術が全国に広がったという説もあるそうです。
塗りものとしての根来塗りの特徴は、黒漆の下塗りに、朱漆を重ねたもの。使い込むうちに下の黒漆が露出してきますが、デザインとして取り入れていることもあるそうです。大阪市立美術館で9月20日(土)から11月9日(日)まで特別展「NEGORO 根来 - 赤と黒のうるし」が開催されるので、行かなきゃ! と思っています(何せ、結婚後の姓がネゴロなので)。
さて、今回の和歌山旅の最後に訪れたのは、紀州東照宮。紀州藩といえば徳川御三家のひとつですから、家康さんをお祀りする東照宮が建てられていてしかるべきです。ちょっと(だいぶ?)気合いのいる階段を登らねばなりませんが……。
お宮に上がって振り返ると、華麗な山門ごしに海が見える〜! プライスレス!
旅って、こうして現地を訪れなければ自分で目にすることのできない、一期一会のシーンに出合うことができるのが何よりの喜びですよね。いつかの旅のご参考になりますように!
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