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2025年10月号

2025年9月5日(金)発売
特別価格:1620円(税込)
表紙の人:吉田羊さん

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鈴木亮平さん×江口洋介さん『TOKYO MER ~走る緊急救命室~南海ミッション』スペシャルインタビュー
戦隊もののイメージも!? 「それにしても江口さんをあんなに走らせることになるとは...」

大人のおしゃれ手帖編集部

鈴木亮平さん×江口洋介さん『TOKYO MER ~走る緊急救命室~南海ミッション』スペシャルインタビュー 戦隊もののイメージも!? 「それにしても江口さんをあんなに走らせることになるとは...」

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絶体絶命の危機に駆けつけ、ピンチを救う―ヒーローを体現する俳優のポテンシャルは、いつも私たち観客の心に希望の光を灯します。
医療ドラマの人気シリーズで名医を演じてきたおふたりが、今回のゲスト。
初共演でお互いのなかに見出したものは? そして、俳優として、個人として、人と関わる醍醐味とは。


鈴木亮平さん×江口洋介さん『TOKYO MER ~走る緊急救命室~南海ミッション』スペシャルインタビュー 戦隊もののイメージも!? 「それにしても江口さんをあんなに走らせることになるとは...」

大人の江口さんだから出せる、味のある役。
でも、あんなに走らせることになるとは!

鈴木亮平さん(以下、鈴木) シリーズの続編をやれるのは、1作目のドラマのときからずっと愛してくれている方々がいてくださってのことなので、素直に嬉しかったです。しかも舞台が南の島で、噴火する火山から脱出する……日本の映画ではなかなかないスケールに挑戦することになり、そこに、江口洋介さんというスーパードクターの大先輩が参加してくださるという。

江口洋介さん(以下、江口) 「元」スーパードクターだからね(笑)。今は鈴木くんがカリスマスーパードクター。最初、医療ものだと聞いていたけれど、レスキューの要素が加わっていて、「少し戦隊もののイメージも入ってます」とスタッフから聞かされて。俺の頭が捉えていた医療ドラマとはまた違った世界に、牧志という医師をどう存在させていくかを考え始めました。

鈴木 ある辛い過去を抱えていて、一見、枯れたふうにも見える牧志先生が、実はいちばん……台本を読んで僕はそこにすごく感動しましたし、江口さんだから表現できる役だなと思いました。共演、楽しみしかなかったです。

江口 鈴木くん演じる喜多見が絶対に情には流されないのに対し、牧志は情に流されっぱなし。何しろ彼は、医者が活躍なんてしなくていい、平和がいちばんだって言ってしまう男だから。『白い巨塔』にしても『救命病棟24時』シリーズにしても、俺たちがやってきた医療ドラマは患者側の物語がメインだったんだよね。でも、事件や災害が頻発する時代には、その場で手術し救命するドクターがいたらいちばんいい。非常に「今」らしい作品だと思ったなぁ。

鈴木 それにしても、江口さんをあんなに走らせることになるとは……重い荷物を抱えたまま、坂道を全力疾走とか。

外見から作り込むのかと思いきや、意外と
リアリズム追求派。いい意味での「変態」でした

江口 けっこう何本もやったよね!喜多見はお年寄りを抱えてたりもしたじゃない。鈴木くんが作品に合わせて体を大きくしたり細くしたりしてたのを知っていたから、てっきり外見から作り込んでいく人なんだろうと思っていたら、意外とリアリズムを追求するタイプで。火山の爆発シーンの前にはドキュメンタリーの動画を熱心に見せてくれたりして、ある意味、ちょっと変態的な……って言ったら、問題あるかな(笑)。

鈴木 ハハハ!光栄です。

江口 だからいろんな役にアプローチができて、化けられるんだろうね。喜多見と牧志はまったくタイプの異なる医師だけど、それでも一所懸命に息を合わせようとする、そのお互いの努力が結果につながることもあるんじゃないかな。俳優の現場でも、合わない同士が合わせようとがんばることで、いい場面が生まれる気がして。時間をかけてテイク(撮影回数)を重ねて、そのなかで芝居以外の人間性にも触れながら、近づきすぎず、距離を保って……それが、芝居のおもしろさでもある気がします。

鈴木 確かに、そうですね。僕が大事にしているのは、笑顔ですかね。はじめて会った相手に微笑みかけて、まず自分から信用する。こちらが先に好きになれば、向こうも好きになってくれるだろうという、すごく楽観的な思い込みではあるんですが(笑)。だからどんなときも、なるべく不機嫌にならないように気をつけています。不機嫌で相手を動かすことはしたくないので。

江口 役者をやってて不機嫌にならないって、本当に難しいことだと思うよ。常に胃に穴が開くくらいのストレスと闘ってて、それだけ本気だから。牧志のように「平和がいちばん」とはいかないけど、時には主演がグッと主張することで、場が前に進むこともあるし……優しすぎると大変だよなぁ。でも、鈴木くんは、休みの日にはメンバーを連れて水族館に行ったりして、面倒見のいいリーダーそのものだったね。

鈴木 江口さんは釣りをされてましたよね。牧志先生が映画のなかでしてたみたいに。

江口 あれは、ほら、テンションの高い芝居をした後に、自分をニュートラルな状態に戻して明日からまたがんばれるように……そう、平和がいちばん! それですよ(笑)。

〔 映画 〕 劇場版『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション』 監督:松木 彩(『半沢直樹』『テセウスの船』ほか) 脚本:黒岩 勉(ドラマ『グランメゾン東京』『マイファミリー』、 映画『キングダム』シリーズ、『ONE PIECE FILM RED』) 出演:鈴木亮平 賀来賢人 高杉真宙 生見愛瑠 宮澤エマ / 菜々緒 中条あやみ 小手伸也 佐野勇斗 ジェシー(SixTONES) フォンチー 江口洋介 / 玉山鉄二 橋本さとし 渡辺真起子 鶴見辰吾 石田ゆり子 全国東宝系にて公開中

〔 映画 〕
劇場版『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション』

大人気シリーズの映画化第2弾は、鹿児島県のとある島からの救出劇。派遣された南海MERで平穏な日々を送る喜多見たちは予期せぬ噴火に襲われ、島民たちとともに無事の脱出を試みるが……。江口さん演じる牧志ほか新メンバ―の活躍も見どころ。「ひとりひとりのキャラクターの成長がグッとくる。救急に携わる人の矜持を描く物語だと、あらためて実感しました」と鈴木さん。

監督:松木 彩(『半沢直樹』『テセウスの船』ほか)
脚本:黒岩 勉(ドラマ『グランメゾン東京』『マイファミリー』、
映画『キングダム』シリーズ、『ONE PIECE FILM RED』)
出演:鈴木亮平 賀来賢人 高杉真宙 生見愛瑠 宮澤エマ / 菜々緒
中条あやみ 小手伸也 佐野勇斗 ジェシー(SixTONES) フォンチー
江口洋介 / 玉山鉄二 橋本さとし 渡辺真起子 鶴見辰吾 石田ゆり子

全国東宝系にて公開中

俳優
鈴木亮平さん
1983 年生まれ。2006 年に俳優デビュー。最近の出演作に映画『エゴイスト』、Netflix『シティーハンター』、映画『花まんま』、テレビドラマ『下剋上球児』、舞台『広島ジャンゴ2022』などがある。

俳優
江口洋介さん
1968 年生まれ。80 年代後半から映像作品を中心に出演。現在放送中のドラマ『誘拐の日』( テレビ朝日系列火曜夜9 時〜)に続き、最新出演映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』が9/26 に公開


撮影/久富健太郎 スタイリング/臼井崇[THYMON Inc.]( 鈴木さん),伊藤省吾[sitor]( 江口さん)   ヘアメイク/Kaco[ADDICT_CASE]( 鈴木さん), 中嶋竜司[HAPP’ S.]( 江口さん) 文/大谷道子

大人のおしゃれ手帖2025年9月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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  • 鈴木亮平さん×江口洋介さん『TOKYO MER ~走る緊急救命室~南海ミッション』スペシャルインタビュー 戦隊もののイメージも!? 「それにしても江口さんをあんなに走らせることになるとは...」
  • 〔 映画 〕 劇場版『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション』 監督:松木 彩(『半沢直樹』『テセウスの船』ほか) 脚本:黒岩 勉(ドラマ『グランメゾン東京』『マイファミリー』、 映画『キングダム』シリーズ、『ONE PIECE FILM RED』) 出演:鈴木亮平 賀来賢人 高杉真宙 生見愛瑠 宮澤エマ / 菜々緒 中条あやみ 小手伸也 佐野勇斗 ジェシー(SixTONES) フォンチー 江口洋介 / 玉山鉄二 橋本さとし 渡辺真起子 鶴見辰吾 石田ゆり子 全国東宝系にて公開中

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