【50代のおしゃれ旅/会津若松】争奪戦必至の日本香堂×宮泉銘醸の限定日本酒を先行試飲! 会津さざえ堂など必見スポットもご紹介
昔と今、人と人とをつなぐ“ハブ” ヒューマンハブ天寧寺倉庫
人づてに、会津若松に暮らしている方からおすすめいただいて伺った「ヒューマンハブ天寧寺倉庫」。外観はまさに倉庫。
古来、茶会など屋外でも漆器が使われてきたことから着想を得たという、アウトドア会津漆器ブランド「NODATE(ノダテ)」は、「拭き漆」という技法を採用した木目の個性も楽しめるユニークなデザイン。
リュックなどにそのまま下げられる鹿革のループ付きで、抹茶椀やマグ、おちょこなどがラインナップしていました。
カラフルな縞柄が特徴的な会津木綿の雑貨なども。手ごろなので、おみやげにもぴったり。
会津木綿のウェアも素敵。トップス、スカートにパンツ、ワンピース、サロペットにエプロンとフルラインナップ揃っています。生地のざっくりとした風合いも味があります。
カラフルなボックスは、今や市場に1〜2%しか流通していない“国産漆”を使用しているという会津漆器ブランド「urushiol(ウルシオール)」のもの。最近は、色漆のカラーバリエーションもこんなに多いんですね。
こちらも会津漆器のブランドで「BITOWA(ビトワ)FROM AIZU」のテーブルウェアと一輪挿し。上段の「choshi tea & sake pot」、シャレの効いたネーミングも素敵。
会津のフードも取り揃えられていました。ちなみに、1階にはカフェもあります。
実は、当日伺ってからゲリラ的に取材をお願いしたのですが、こちらを運営されている関美工堂(せきびこうどう)の代表・関 昌邦(まさくに)さんがたまたまおられたので、2階のシェア&コワーキングオフィスでお話を伺いました。
「関美工堂のルーツは、これなんです」と、表彰される際などにお目にかかる楯を見せていただきました。なんと、表彰楯を日本で最初に作ったのは、関さんのお祖父ちゃん!「楯を作るのに、会津漆器の技術が使われていたんです。逆に今は表彰楯の需要が減ったこともあり、会津漆器に原点回帰しました」
東京で宇宙産業に従事し、思いがけなく家業を継ぐことになったという関さんですが、だからこそ思考は柔軟、行動はアグレッシブ。会津漆の伝統を守りながらも、東京の有名施設のインテリアを漆で仕上げるなど、幅広いお仕事をされています。
「これからの時代に求められるローカルハブとして機能し、次世代に繋がるモノづくり/コトづくりを国内外に発信する場」として2022年にオープンしたヒューマンハブ天寧寺倉庫は、関さんの発想とパッションの賜物。ワクワクできる会津のモノに出合えるので、ぜひ足を運んでみてください!
会津には美味しいものもいろいろ。日帰りだったのでランチだけですが、田季野さんで元祖・輪箱飯(わっぱめし)をいただきました。
最後はタイムアタックのように時間がなく、カフェに寄る時間もなかったので、会津若松駅で会津の銘菓などを購入して、なんとか間に合った帰りの電車のなかでホッとひと息。甘いものが染みる〜!
会津若松駅でも乗り換えの郡山駅でもお土産ものの売店を覗いたのですが、どちらでも売り切れていて気になったのが「会津山塩」。海の塩でも岩塩でもなく、会津の大塩裏磐梯温泉の塩分を含む源泉が結晶化したお塩だそうです。
どうしても味わってみたくて、帰りながらオンラインで購入。通常1か月は待つそうですが、思ったより早く届いたのでご紹介します!
家にあった海のお塩、ヒマラヤ岩塩と食べ比べてみると、まろやかな塩っぱさで、とくに海の塩に感じるかすかな苦味のようなものが口に残りません。繊細なお料理の味付けにも良さそうです。
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