【50代のこよみ養生 Vol.43】秋は“行楽養生”しよう!体質別おすすめ行楽スポット&過ごし方
9月になり、暑いながらも少しずつさわやかな空気が感じられるようになってきました。連休や祝日が多いこれからの季節は、行楽にベストなシーズン。実は行楽にも体質によって合う、合わないがあり、上手に選べば行楽自体が養生にもなるんですよ!
この秋は東洋医学にもとづいた“行楽養生”で、休日を楽しみながら体調を整えてみませんか?
秋は体調を整えやすい季節。だからこそ行楽で養生しよう
まだまだ暑い日々が続いているものの、暦の上では秋の3番目の節気である「白露(はくろ=9月7日~22日)」となりました。白露という名は、朝露が草に降りて白く光るという意味に由来するもの。夜に冷え込みやすくなり、そのために水蒸気が結露して朝露が生じるようになる時期です。日が短くなってきて、朝夕には少しずつ涼しい秋風が吹き始めているようですね。
東洋医学では、秋は養生をするのに最も効果的な季節といわれています。植物は春や夏に太陽から吸収したエネルギーを秋に果実として実らせますが、人間の体も同じように、春や夏にとり入れたエネルギーや栄養が秋になると体内で調整されて滋養となるのです。体調を整えやすい秋だからこそ、養生をするにもうってつけ。ぜひ、行楽養生を楽しんでください。
ではまず、体質をチェックしてみましょう。次のA~Dのうち、最も当てはまる不調が多いもの、もしくは最も気になる不調が含まれているものを選んでください。
A:疲れやすい、だるくて元気が出ない、夏バテ気味、冷えやすい
B:よく眠れない、めまいが起こる、目が疲れる、肌や髪がパサつく、不安感がある
C:ほてりやすい、のぼせやすい、のどが乾きやすい、吹き出物が多い、赤ら顔
D:ストレスがたまっている、イライラしやすい、肩こりがひどい、むくみが強い
Aに該当する人は体の活動エネルギーである「気(き)」が不足しているタイプ、Bに該当する人は「血(けつ≒血液)」が不足しているタイプ、Cに該当する人は体内に余分な熱が多いタイプ、Dに該当する人は体内のめぐりが滞っているタイプです。次からは、各タイプの養生にぴったりの秋の行楽をご紹介していきましょう。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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