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大人のおしゃれ手帖 10月号

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大人のおしゃれ手帖
2025年10月号

2025年9月5日(金)発売
特別価格:1620円(税込)
表紙の人:吉田羊さん

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ピザにリゾットに、へんてこ野菜? イギリスのリアル食事情【たかまるゆうかの英国スケッチ ー海外生活で気づいたことー】

たかまるゆうか

いつもは買わないものを食べてみる

イギリス生活をするうえで、食に関して探求してみたいと密かに考えていたことが2つありました。
1つ目は、見慣れない食材を食べること。スーパーやマーケットで目にする未知の食材。一度どんな味なのか挑戦したいと思っていました。
2つ目は、料理が面倒な時に頼れる冷凍食品かチルド商品を探す。日本では料理が面倒なときにコンビニやスーパーで出来合いのものを買って帰るという選択肢があったので、イギリスでも同じようなことができないかな?と思っていたのです。

ということでさっそく買い物に行ってきました。

1. 見慣れない食材を食べる

イギリスの野菜①バターナッツスクウォッシュ(Butternut Squash)
見た目はひょうたんのような形のツルッとしたかぼちゃのような感じ。
切ってみるとオレンジ色で、日本になじみがある野菜で例えるとかぼちゃが近い気がします(硬く表面がツルツルしていて、少々切りづらいです)。
〜焼いたあと〜
日本のかぼちゃのように柔らかくなりましたが、ホクホク感は少なめです。

②スウェード(Swade)
紫の丸い野菜。根元の部分は不揃いにカットしてある状態で売られています。中は薄黄色でカブのように身が詰まっていて弾力あり。
〜焼いたあと〜
カブと芋をミックスしたような食感。香りはカブに近いです。

③パースニップ(Persnip)
白い人参? 高麗人参? 鼻にツンとくる独特な香りがあります。
〜焼いたあと〜
筍のような食感。焼く前からの独特な香りはそのままなので好き嫌いが別れる味。

今回はこの3つの野菜を買い、オーブンでローストして食べてみました。

イギリスの野菜をロースト調理で①、②に関しては見た目に反して食べ慣れた食材に近いものを感じました。
味噌汁など日本の出汁を使った料理にも合いそうです。今回はそれぞれベストな調理法ではないかもですが、もしイギリスで今後料理をされる方は夕飯の材料にしてみてはいかがでしょうか?

2. 料理が面倒な時に頼れる冷凍食品かチルド商品を探す

イギリスの総菜私調べですが、現地の人におすすめの冷凍・チルド食品を聞いてみたところ、挙がったのはピザとパイ料理でした!

ピザ
冷蔵・冷凍ともに、どこのスーパーにもあります。サイズや購入するスーパーにもよりますが、冷蔵の場合は1枚⒊5〜5£程度で購入できます。
生地は焼いた状態なのでオーブンかフライパンで焼くだけですぐ食べられます。間違いない味です!

パイ料理
現地の人によるとチキンのパイとステーキパイが特におすすめとのこと。
今回はステーキパイを見つけたので購入。200℃のオーブンで、35分熱して完成。
中身がどうなっているのか、味付けはどうなのか正直不安でしたがとてもおいしかったです! お肉はグレイビーソースで柔らかく煮込まれていました。

リゾット
おすすめにはなかったのですが、ステーキパイの隣にあって気になったので買ってみました。選んだのは、チキンが上にどんとのっているボリューミーなリゾット。200℃のオーブンで、30分熱して完成。
お米ではなくもち麦を使ったリゾットでしたが、食感もよく、上にのった鶏胸肉も柔らかく、こちらもとてもおいしかったです。

イギリスの食べ物は薄味なものが多いイメージでしたが、今回食べた3品はすべておいしく、正直驚きました。料理を少し手抜きしたいときや、旅行者の方も滞在先にキッチンがあれば食費を抑えられるのでおすすめです。

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イラストレーター たかまるゆうか

イラストレーターたかまるゆうか

東京都出身。2020年よりイラストレーターとして活動を開始。日本画の素材や鉛筆の質感などをミックスした画風で、アイボリーの背景に「海外を思わせる空気」をまとったイラストレーションを描く。雑誌、書籍、文房具など様々な媒体で活動中。

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