小川糸さん 滋味深い日常のレシピ5品
3年前から信州の山に小屋を建て、愛犬ゆりねちゃんとともに健やかな日々を送っている小川糸さん。
今年はさらに、山の麓に庭と〝ノラコヤ(野良小屋)〟を設け、山と里を行き来する新たな二拠点生活を始めていました。
作家
小川 糸さん
デビュー作 『食堂かたつむり』(2008 年)はイタリア、フランスで文学賞を受賞。以来30 冊以上の本を出版し、海外出版も多数。『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ライオンのおやつ』は、「本屋大賞」候補に選出される。新刊小説は『小鳥とリムジン』(ポプラ社)。
【小川糸さんの暮らし】こちらの記事もチェック!
採れたての夏野菜、果物、ハーブを使って涼しく美味しく
食欲が落ちる夏は、酸味やハーブを効かせたお料理を。
とうもろこしのスープや山椒味噌、梅干しもどきは、まとめて作って冷蔵庫にストックしておきます。
「梅干しもどきはベルリンに居たとき、手に入りにくい梅の代わりにと、教えてもらったもの。酸味がまろやかで素麺のつゆに混ぜても美味しいですよ」
ピリッと爽やかな風味の実山椒味噌はごはんのお供にぴったり。スギナ茶漬けもさっぱりといただけて夏におすすめです。
梅干し風ルバーブ
ルバーブと塩を煮詰めただけの、梅干しもどき。梅から作るよりも簡単で優しい酸味。
材料[ 作りやすい分量 ]
ルバーブ … 200 g
塩 … 小さじ2(ルバーブ100 g に対して小さじ1)
作り方
1. ルバーブを水で洗って葉の部分を切って取り除き、5 ~ 10mm程度に薄く切る。
2. 鍋に1と塩を入れ1分ほど、水分が出てくるまで塩もみする。
*水分が出てこない場合は少しだけ水をたす
3. 2を中火にかけ、鍋全体が温まったら、弱火で焦がさないように混ぜつつ、ルバーブをヘラで潰していく。全体の水分がなくなったら火を止め、消毒した清潔な密閉容器に移す。
山椒味噌
自家製味噌を使って。
きゅうりにつけたり、焼いた厚揚げにのせても。
材料[ 作りやすい分量 ]
山椒の実 … 20 g
味噌 … 80 g
砂糖・みりん … 各大さじ1 (使う味噌に合わせてお好みで)
作り方
1. 山椒の実は、小枝や軸を取り除き、たっぷりの湯で3 分ほどゆで、1 ~ 2 回ゆでこぼす。水をかえて1 時間ほど水にさらし、アク抜きする。
2. 1をザルに上げて水を切り、すり鉢に入れて滑らかになるまですりつぶす。フライパンに移して弱火にかけ、味噌を加えてさらによくすり混ぜ、砂糖、みりんで味を調え、消毒した清潔な密閉容器に移す。
この記事を書いた人
ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中!
※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Instagram:@osharetecho
Website:https://osharetecho.com/
お問い合わせ:osharetechoofficial@takarajimasha.co.jp