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大人のおしゃれ手帖 11月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年11月号

2025年10月7日(火)発売
特別価格:1640円(税込)
表紙の人:天海祐希さん

2025年11月号

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【50代の四国旅】3年に一度の「瀬戸内国際芸術祭」は秋会期が今年のラストチャンス! アート感覚の四国水族館で癒やされる♪

ふなつあさこ

芸術の秋! 世界的に有名な芸術文化の聖地・直島へ

香川 直島 草間彌生《南瓜》(2022)

「南瓜」草間彌生 2022年 ©YAYOI KUSAMA 撮影:山本糾

瀬戸内のみならず、日本を代表するアートの聖地・直島。日本を訪れる海外ツーリストにも人気の訪問先となっていて、BBC(英国放送協会)による「2025年に旅行したい場所25カ所」にも、国内で唯一ランクインしています。

ベネッセハウス ミュージアムの屋外に展示されている草間彌生氏の《南瓜》(2022)は、ベネッセアートサイト直島のシンボルともいうべき作品。風景も含めてひとつのアートです。

香川 直島 直島新美術館 写真:GION

直島新美術館 写真:GION

直島には美術館やギャラリーのほか、屋外作品が点在。なかでも注目は、今春本村地区にオープンしたばかりの直島新美術館。ベネッセアートサイト直島における安藤忠雄氏設計のアート施設としては10番目となる建物で、テラスからは瀬戸内海を臨むことができます。

香川 直島 「直島新美術館 開館記念展示―原点から未来へ」展示風景、2025年 写真:来田猛

「直島新美術館 開館記念展示―原点から未来へ」展示風景、2025年 写真:来田猛

館内では現在、日本、中国、韓国、インドネシア、タイ、フィリピンなどアジア地域出身のアーティストによる「開館記念展示―原点から未来へ」が行われています。

私も個人的に訪れて、自分の心と向き合うように作品を鑑賞してきました。同じ時代を生きるアーティストの作品には、リアルな生命力が溢れている気がします。

香川 直島 Ring of Fire - ヤンの太陽 & ウィーラセタクンの月 Lunar(夜) 写真:表 恒匡

Ring of Fire – ヤンの太陽 & ウィーラセタクンの月 Lunar(夜) 写真:表 恒匡

美術館以外にも、直島の集落に溶け込むようにアート施設があるのも直島を訪れる楽しみ。本村地区の家屋を展示の場としている「Ring of Fire - ヤンの太陽 & ウィーラセタクンの月」は、昼(Solar)と夜(Lunar)とで異なる表情を見せるインスタレーションが見どころ。

本村地区において展開するアートプロジェクト「家プロジェクト」のアート施設をめぐりながら散策していると、私たちの暮らしの地続きにアートがあるんだということを再認識することができるのではないかと思います。

香川 直島 草間彌生《赤かぼちゃ》2006

草間彌生《赤かぼちゃ》2006/直島・宮浦港緑地

直島を旅立つ前に、フェリーが発着する港がある宮之浦の草間彌生氏の《赤かぼちゃ》(2006)にも会ってきました。作品の中に入ることもでき、思い思いのポーズで記念撮影する人の行列ができています。みんなでアートを楽しむワクワク感を共有できました!

香川 高松 骨付鳥

実は私、直島も瀬戸芸も知ってはいたけど訪れたのは今回が初めて。あまりのスケールにいつどうやって参加すればいいのだろうと迷っているうちに時間が経ってしまったんですが、実際に訪れてみて、“行って出合えたアートと向き合う、その時を持つことが自分の心を豊かにしてくれるんだ”ということがわかりました。

ちなみに私が宿を取ったのは、高松市内。高松港は、直島・豊島(てしま)・犬島のベネッセアートサイト直島関連スポットや瀬戸芸開催エリアの拠点となっているので、とりあえず行ってみようという方は、高松市に泊まるのがよいのではないかと思います。夕飯には、名物の骨付鶏をいただきました。グルメも充実! 大きな商店街もあるので、お買い物も楽しめますよ〜!

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この記事を書いた人

編集者 ふなつあさこ

編集者ふなつあさこ

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

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Instagram:@asa_ship

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