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大人のおしゃれ手帖 11月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年11月号

2025年10月7日(火)発売
特別価格:1640円(税込)
表紙の人:天海祐希さん

2025年11月号

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【人気モデル・青木沙織里さんの50代おしゃれ旅】東京から1時間の天国! 絶景、温泉、グルメを満喫 和歌山県・白浜旅〈前編〉

ふなつあさこ

「御料理 竹寳」で懐石ランチ 趣向を凝らした山海の幸に涙

和歌山 白浜 竹寶01

白浜出身の店主・竹中和也さんは、県外の料理店やホテルで経験を積んだのち長年にわたり「仁科の宿 松延(現・星野リゾート界アルプス)」で料理長を務め、「星のや軽井沢」を経て2012年に和歌山にUターンし、竹寳(ちくほう)をオープン。現在地に移転したのは、2020年だそう。

一枚板のカウンター席のほか個室もあり、お近くの方からも特別な日の食事の席として親しまれているそう。「小さなお客さまもいらっしゃるので、ちょっと遊び心のあるものをインテリアに取り入れています」と竹中さん。

和歌山 白浜 竹寶02

ひと皿目を前にして、笑顔の沙織里さんたち。懐石らしい手の込んだ演出に期待が高まります。

和歌山 白浜 竹寶03

菊に綿帽子を添えたお懐紙が器にフタをするようにのせられていて、持ち上げるとお料理が登場。旬のいちじくにとろりとかかっているのは、お酢・オリーブオイルと練ったお豆腐。松の実の食感と風味がアクセントになっています。「美味しい……! こんなお仕事、ご褒美でしかないです」と隣で沙織里さんがちょっと涙ぐんではりました。

和歌山 白浜 竹寶04

地元で採れたカツオを漬けにし、さらに胡麻和えに。もっちりとクリーミーな味わいで、美味しすぎて私も泣きそうに。

和歌山 白浜 竹寶05

茄子の揚げ出し。紅葉おろしと思いきや、かかっているのはトマトを使った蕃茄(ばんか)おろし。素揚げバジルが添えられています。イタリアンのような組み合わせですが、おだしがイニシアチブを発揮して、日本料理としてまとめてくれています。

和歌山 白浜 竹寶06

写真左は、揚げたお豆腐、オクラ、南京(かぼちゃ)、トマトにおだしのジュレをかけたひと皿。右は名残りの鱧と冬瓜に菊花あんをあしらった目にも鮮やかなひと皿。

訪れたのは9月の上旬ということもあり、お献立は夏から秋へ移ろうシーズンならではのラインナップでした。だいたい20日ほどでお献立を変えるそうですから、訪れたそのときの旬を味わえます。

和歌山 白浜 竹寶07

お食事は真鯛とごぼうのかやくごはん。デザートは少し炊いた“有りの実”(縁起を担いで、梨をこう呼ぶそうです)と、塩けのきいた羊羹。だいたい6、7品のお料理とデザートで3,500円とあって、ランチタイムは女性客が多いそう。

海の幸にも山の幸にも恵まれた和歌山ならではのお懐石、もう本当にとってもとっても美味しかったので、いつか夕食もいただきたい! 昼夜ともに、予約は必須です!

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この記事を書いた人

編集者 ふなつあさこ

編集者ふなつあさこ

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

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Instagram:@asa_ship

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