【人気モデル・青木沙織里さんの50代おしゃれ旅】秋冬こそ大人のオンシーズン! 旅に求める全てが揃う、和歌山県・白浜旅〈後編〉
ヘアサロン時々ショップ 田辺市のレザーブランド「tomorka」のアトリエへ

阪神百貨店でのイベントにMUYA、Huminaaとともに参加したレザーブランド・tomorka(トモーカ)。そのアトリエを目指して、白浜の隣町・田辺市に足を延ばしました。
「各地のイベントに出店しているので、ここでお店を開けるのは時々です」と語るのは、ブランドを手がける川本康平さん。このスペースはふだん妻の優香さんが一人で営むヘアサロン・Piramidとして使われているそう。実際、お店の奥にはシャンプー台がありました。

ブランドの原点は、靴作り。好みの型とレザーを選んでカスタムオーダーするスタイルです。
川本さんはサッカー少年だったそうですが、靴が合わずに困っていたところお母さんから「自分で作ったら?」と言われたことをきっかけに、靴を作りたいと思うようになったそう。「母は冗談のつもりやったと思うんですけどね」と川本さんは笑います。
靴メーカーを経て24歳でtomorkaを立ち上げてからしばらくは出身地の兵庫県に拠点を置いていましたが、母方の祖父母が暮らす和歌山県に移ります。現在の場所にアトリエを構えたのは、2020年のことだそう。

靴を作りながら革に向き合ううちに生まれたアイデアを形にしたお財布やバッグなどの革小物も少しずつ増やしています。無駄のないシンプルなルックスでありながら、長く愛用できる使い勝手のよさが魅力的です。

沙織里さんは「私は白を愛用中なんですが、プレゼントしたくて」とスリッパをお買い上げ。

取材が終わり、見送ってくれる川本さんご夫妻。それぞれがそれぞれの仕事にまっすぐ向き合う、素敵なおふたりです。
tomorkaの“何かを主張するものではなく、ただそこにちゃんとあるもの”というコンセプトには、実直な川本さんの生き方そのものがあらわれている気がしました。
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