更年期からのニオイケア【産婦人科医監修】
ニオイは生活習慣も関係しています!
食事
「タンパク質やアルコールなどは体内でニオイ物質を作り、体臭となります」(関根さん)「食べたものが、ニオイも含めて体を作ります。栄養バランスのいい食事を心がけましょう」(八田先生)
入浴
「表面的な汚れはシャワーで流せても、ニオイの原因となる毛穴の奥の皮脂や老廃物は落としきれません。39〜40度の湯舟に肩上まで浸かって体を温め、たまった汚れの一掃を」(八田先生)
睡眠
「眠りが浅かったり睡眠不足だと皮脂の分泌が活発に。さらに、眠れないことで疲労がたまると体臭に影響します。体内循環にも効果的な質のよい睡眠で疲労回復を促しましょう」(八田先生)
運動
「運動を習慣にしている人の汗はサラサラで、ほぼ無臭。それに対し、普段汗をかかない人の汗は脂っぽく、強いニオイを伴います。週2〜3回有酸素運動で汗をかける体に」(八田先生)
これってぶっちゃけどうですか?
Q. ワキのニオイの応急処置としてアルコール消毒剤を塗ってもいい?
A. 肌トラブルの危険が。ワキには使わないでください
「手指の消毒剤はワキには使えません。汗や皮脂は菌のエサでニオイの原因となるので、汗をかいたら早めに濡れたタオルやウェットティッシュなどで拭き取って」(関根さん)
Q. 足の裏のニオイは角質除去をしておけばいい?
A. 角質ケアは重要ですが蒸れさせないこともポイント
「足裏には菌のエサとなる角質が多く、角質ケアでニオイ軽減は期待できます。とはいえ、汗をかきやすい部位なので、蒸れて菌が繁殖しやすいので、こまめに拭くなどして清潔に」(関根さん)
Q. ニオイがモワッと広がらないよう隙間のできない下着をつけています
A. 密閉・圧迫は逆効果下着は通気性のよいものを!
「密閉しすぎるとその部分が蒸れて、余計に菌が増殖してしまうことも。ガードルやおりものシートなどもあまりおすすめしません。通気性のよい素材のものを選びましょう」(八田先生)
Q. 香水やオーデコロンで体臭はごまかせる?
A. 体臭と香水のバランスによっては余計にニオイを感じてしまうことも
「体臭と香水のバランスが悪いと、不快なニオイを感じることも。最近は悪臭を心地よい香りに変える機能性香料も開発されていますが、体臭の根本的な解決にはなりません」(関根さん)
Q. 汗が染み込んだ服を着ていたらその日はニオイを覚悟したほうがいい?
A. 雑菌が繁殖するのでニオイが気になるかも
「体からの分泌物が衣服に残っていることや雑菌の繁殖が考えられるので、ニオイが気になる可能性があります」(関根さん)「下着だけでも替えを持ち歩くと安心かもしれません」(八田先生)
illustration: Momoko Kijima text: Chieko Takahashi
大人のおしゃれ手帖2025年9月号より抜粋
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