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大人のおしゃれ手帖 11月号

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大人のおしゃれ手帖
2025年11月号

2025年10月7日(火)発売
特別価格:1640円(税込)
表紙の人:天海祐希さん

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【50代のこよみ養生 Vol.46】長尺映画も安心!芸術の秋を楽しむための頻尿ケア

TSUBO

更年期の頻尿対策は「腎陽(じんよう)」を守ることが基本

腎の力には2種類あります。ひとつは体全体の潤いのもととなる「腎陰(じんいん)」、もうひとつは体を温める熱源となる「腎陽(じんよう)」。腎にも陰と陽があるんですね。
このうち更年期の頻尿・夜間頻尿で主な原因となるのは腎陽の衰え。腎の働きが低下する更年期は、温める力である腎陽も衰えて尿を留める力が低下し、頻尿や夜間頻尿が現れやすくなります(ただし人によっては腎陰の不足などほかの要因が関係する場合もあり)。

加えて、秋分を過ぎると冷えやすくなるため、年代を問わず腎陽の働きが低下傾向に。更年期世代の秋や冬は二重の意味で腎陽が衰えて、頻尿の傾向が強くなるわけです。

そこで、頻尿・夜間頻尿対策の基本となるのは腎陽を守ること。腎陽は腰の内側に蓄えられている熱源なので、腰やおなかが冷えると腎陽も冷えてしまいます。まずは腹巻きカイロなどで、腰まわりやおなかを十分に温めることを意識してください。さらに衣類対策として、腰まわりの保温性が高いハイウエストのボトムスを着用し、下半身の冷えを防ぐために厚手のソックスを履くといいでしょう。

また、トイレ直後は排尿によって一時的に体温が下がり、かつ衣服を下ろしているために腰や下腹部が外気にさらされて冷えやすくなります。この冷えが尿意を促して頻尿の一因となる場合があるので、排尿直後に下腹部(おへそより少し下の丹田あたり)にカイロを貼って温めるのも効果的。低温やけどをしないように必ず衣類の上から貼って、10~15分ほど温めたらカイロを外してください。

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国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライター TSUBO

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO

健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。

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Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/

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