【黒崎煌代さんインタビュー】「映画『見はらし世代』は、僕にとってひとつのピリオドを打てる作品です」
目指すのは、「アメリカ的なお芝居」!
幼い頃から映画が好きで、映画の1シーンを覚えてマネをするのが習慣だったという黒崎さん。中学・高校では1年間に300本ほど観ていたというからかなりのもの。「大学1年はコロナ禍もあって暇で、いちばん映画を観たかもしれません」と笑います。役に対する演じ方に鋭いセンスを感じさせるのは、たくさんの映画を観てきた、その蓄積のおかげかも?
「それしかないと思います。好きな俳優は5~6人いて、ディカプリオ、ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、それからジム・キャリー……この4人は外国人ですが、僕には、アメリカ的なお芝居を日本語で日本人ができたら、という人生を賭けた目標があって。とてもおもしろいものになる気がするんです」
アメリカ的な芝居――先に挙げた好きな俳優を聞けば、なんとなくわかる気もします。
「もちろんアメリカ人すべての俳優がそうではないし、作品にも、脚本にもよると思うんです。でもフランクで自然ななかで、なぜあんなにおもしろい表情ができるんだろう? それでいて自然さが成り立つなら、絶対にそれはおもしろいよね! って」
この映画の蓮も、奥行きのある人間ドラマで、基調はシリアスですが、ここぞ!というときの蓮の表情に、自然に笑いが生まれていました。的確に狙いを定め、それを実体化する演技力……実は、もとは作り手志望だったというのも納得です。
「でも『見はらし世代』を撮って、しばらくは役者に集中しようと思いました。同世代の監督が、これほどに人生を費やして映画を撮っているのを見ていて、俳優が片手間に出来るものではないなと。もちろん逆もそう。我々俳優もお芝居に集中しないとやれないですから」
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