【黒崎煌代さんインタビュー】「映画『見はらし世代』は、僕にとってひとつのピリオドを打てる作品です」
50代では、二番手、三番手を務めるイケオジに!
俳優として走り出したばかりの黒崎さんですが、この先の未来をどんなふうにイメージするのでしょうか。
「40代、50代から映画の制作に関われたらありがたいですね。50歳は……生きていたらいいなと(笑)。いや、結婚していて子どももいて、仕事はもうベテランの域ですよね。贅沢な目標としては、主演の方のサポートに回り、二番手、三番手を務めるイケオジになっていたら格好よくないですか?(笑)。そのためにはやはり演技力が備わっていないと。元気なだけじゃダメですよね」
スタートダッシュの勢いを大切に、いくつもの作品を経験した今、『見はらし世代』は「ひとつのピリオドを打てる作品」だと胸を張ります。
「たとえば50代の方なら、遠藤憲一さん、井川遥さん演じる、蓮の父と母に自分を投影するはず。あらゆる世代の方に何かを感じていただけるテーマを持つ作品ですので、全世代の方に観てほしいと思っています」
PROFILE
黒崎煌代(くろさき・こうだい)
2002年生まれ、兵庫県出身。2023年NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で俳優デビュー。同年に映画『さよなら ほやマン』に出演し、日本映画批評家大賞新人男優賞受賞。その他の出演作に映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』『アフター・ザ・クエイク』『ストロベリームーン 余命半年の恋』。11月6日から宮藤官九郎作・演出の舞台『大パルコ人⑤オカタイロックオペラ「雨の傍聴席、おんなは裸足…」』に出演。
[映画]
『見はらし世代』
小学生の高野蓮は家族旅行へ。ところがランドスケープデザイナーの父・初(遠藤憲一)は建築コンペの最終選考に残り、休暇を切り上げて仕事場へとんぼ返りしてしまう。10年後、蓮(黒崎煌代)は胡蝶蘭を扱う渋谷の花屋で、配送運転手として東京を動き回っている。幼い頃に母・由美子を亡くしたことをきっかけに、初と疎遠になっていたが、ある日、配送先で初に再会。複雑な思いを抱えながらもう一度、家族で会おうとする蓮だが、結婚を控えた姉の恵美(木竜麻生)はそれを望まない。それぞれの思いが交差する。
監督・脚本:団塚唯我
出演:黒崎煌代 遠藤憲一 木竜麻生 菊池亜希子 中村蒼 井川遥 ほか
配給:シグロ
10月10日よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほかで全国公開
©︎2025 シグロ / レプロエンタテインメント
ジャケット¥80,300 、パンツ¥38,500/LAD MUSICIAN(LAD MUSICIAN HARAJUKU tel.03‐3470‐6760)、その他/スタイリスト私物
撮影/本多晃子 スタイリング/能城 匠[TRON] ヘアメイク/TOMOE[artifata] 取材・文/浅見祥子
この記事を書いた人
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