【柴咲コウさんインタビュー】
「家族の在り方は人それぞれ。その人の家族観を映し出す映画です」
体の半分前に、魂が出ちゃってるって言われます

最近では、野菜作りに取り組んでいることも話題の柴咲さん。
「コンスタントにできているわけではないのですが、疲れたときの癒やしという感覚で。しかも野菜作りってすぐに結果が出ないんです。私は待つのが苦手なので、そこは訓練にもなっています(笑)」
確かに、柴咲さんほど頭の回転が速かったら、待つ時間は永遠のように感じられそう。思い立って会社を起こす行動力もあるなら尚更です。
「頭の回転が速いというか、速すぎて、半身前に魂が出ちゃってるよ! とよく言われます。どうぞ落ち着いて!と(笑)。自分ひとりならいいですが、まわりのスタッフや一緒に何かをしようとする相手がいるときはこれがまた難しい」
そんな柴咲さんには、今、どんな景色が見えていて、未来にはどんな理想を抱くのでしょう?
「10年後、20年後にどうなっているかは自分だけの話ではなく、まわりのさまざまな事象によって変化していきますよね。それを、理想像はこう!と決めてしまうと、そうでなきゃいけないように思えて苦しくなってしまう。だからフレキシブルでありたい。そう思うのも、自分のことがわかるようになって、いろいろなことに対応できるようになったということかもしれません」
年齢を重ね、自分を知り、ひとりの人間としての変化を確かに感じている様子。
「長らくひとりで生きてきて、もっと人と関わりたいという思いがやっと出てきたかもしれません。ひとりの時間の扱い方が上手くなって効率的になり、その結果、生まれた余白で人と関わりたいなと。もともと友達は片手で数えるほどでしたが、だんだん広がってきました。今は心がオープンです。それで気の合う人と出会えたら最高です。年上でも年下でもいい。年齢に関係なく、友達ってもっと作れるんだなって思うようになったんですよね」
PROFILE
柴咲コウ(しばさき・こう)
東京都出身。2000年の映画『バトル・ロワイアル』、翌年の『GO』で一躍注目を集め、その後、多くのドラマや映画に出演。主な出演作に、『Dr.コトー診療所』『おんな城主 直虎』『ガリレオ』シリーズ、『35歳の少女』などのドラマ、『世界の中心で、愛を叫ぶ』『蛇の道』『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』などの映画がある。その他、歌手としても活躍、アパレルブランドのディレクションも手がけるなど幅広く活動中。
[映画]
『兄を持ち運べるサイズに』
原作:村井理子「兄の終い」(CEメディアハウス刊)
脚本・監督:中野量太
出演:柴咲コウ オダギリジョー 満島ひかり 青山姫乃 味元耀大
配給 カルチュア・パブリッシャーズ
2025年11月28日(金)全国公開
©2025「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会
シャツ ¥46,200/ラム・シェ、ニット ¥6,800、パンツ ¥8,900/ともにイムズ、ピアス ¥22,000/ジュスティーヌ クランケ(ザ・ウォール ショールーム、リング(左人差し指) ¥79,200、リング(左中指) ¥84,700/ともにオー、リング(右中指) ¥46,200/マユ(マユ ショールーム)
●SHOP LIST
イムズ https://immez.official.ec/
オー info@oeau-jewelry.com
ザ・ウォール ショールーム 050-3802-5577
マユ ショールーム kohcoon@mayuokamatsu.com
ラム・シェ contact@rumche.com
撮影/本多晃子 スタイリング/柴田 圭 ヘアメイク/SHIGE[AVGVST] 取材・文/浅見祥子
この記事を書いた人
ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中!
※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Instagram:@osharetecho
Website:https://osharetecho.com/
お問い合わせ:osharetechoofficial@takarajimasha.co.jp




