海宝直人さんが語る30年の歩み、そして、これから
「人生という舞台に立つすべての人へ、感謝を込めて」
その瞬間瞬間、必死にもがいてきたから今がある

はじめてのオーケストラコンサート出演は、2009年のミュージカル・ガラ公演『ベスト・ミュージカル』。そのときの感覚を「空間全体が音に包み込まれるようで、すごく感動した」と海宝さんは振り返ります。
「同じオーケストラコンサートでも、演奏する方が違えば、会場によって響き方も違う。『more』は3か所の会場で行いましたが、それぞれ個性があって、毎回緊張しながらも、すごく楽しかったですね」
ゲストに迎えた元宝塚トップ娘役の星風まどかさんとは、おふたりそれぞれに出演経験がある『アナスタシア』からのナンバーなどを歌唱。数々の作品で共演経験を重ねてきたコーラスメンバーも交えて、曲の合間に思い出話に花を咲かせる様子からは、充実の30年間、その手応えが伝わってきます。
「子どもの頃から『夢はミュージカルスター』と言っていたそうなので(笑)、やりたいことをやってこれたのはありがたかったですね。ただ、20代前半には思うように声が伸びず、どうしたら自分の思うところに行けるんだろう? と悩んだこともありました。意志があっても、努力していれば何とかなるというものではなく、タイミングや運もある。それでも、トレーニングを重ねて、その瞬間瞬間、必死にもがいていくなかで、少しずつ自分の方向性を手繰り寄せることができた……30年は、僕にとってそういう時間だったのかなと思います」
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