だし料理で冷え性解消!
簡単温活ごはん
料理に欠かせないものといえば、だし。
だしの“もと”となる素材にもよりますが、少量のたんぱく質が含まれています。
そんなだしと、たんぱく質が豊富な食材や、にんにくやしょうがなど熱を促す素材を組み合わせることで血流促進効果が期待できます。
秋冬は、だし×食材の力で、体の内側からめぐりを改善しながら芯から活力をチャージしましょう!
今回も、手軽にできて、旨みたっぷりの温活だしごはんを、料理家の八代恵美子さんにご提案いただきます。
山椒としょうががリッチな風味の万能おかず
「しょうがたっぷり牛しぐれ煮」
材料(2人分)
牛切り落とし肉…200g
粉末だし…大さじ1/2
酒…大さじ3
水…200mL
砂糖…大さじ1
山椒だししょうゆ…大さじ2 ※下に作り方あります!
しょうが(みじん切り)…1かけ分
粒山椒…適量
作り方
①
牛肉に粉末だしをまぶしておく。
②
鍋に①と酒を入れてほぐしながら中火で炒める。
③
②に水を入れて煮立たせたら、砂糖、山椒だししょうゆ、しょうがを加えて、弱めの中火で汁気がなくなるまで煮詰める。
「山椒はさまざまな料理のアクセントとして使えます。“山椒だししょうゆ”を作っておくと便利です!」(八代さん)
【山椒だししょうゆ】の作り方
鍋に酒、本みりん各100mL入れて火にかけ、アルコール分を飛ばす。
粉末だし1袋と醤油200mLを加え混ぜて、弱火で3分加熱する。
お好みで粒山椒を加えたら粗熱をとり、冷蔵庫で保存するだけ。
魚+昆布粉で青魚でも臭みなし
「いわしの蒲焼丼」
材料(2人分)
いわし(開いたもの)…2尾
粉末だし(昆布粉)…大さじ1
片栗粉…適量
ごはん…茶碗2杯分
長ねぎ(白髪ネギ)…1/4本
大葉(千切り)…2枚
みょうが(千切り)…1/2個
白炒りごま…適量
サラダ油…適量
A
水、酒、みりん、だししょうゆ…各大さじ2
作り方
①
いわしに粉末だし、片栗粉をまぶしておく。
②
フライパンにサラダ油をひいたら中火にし、①を皮面から焼く。焼き色がついたらひっくり返し両面を焼く。①に8割ぐらい火が通ったら、Aを回しかけて強火で煮絡める。
③
器にごはんを盛り、いわしをのせる。その上から煮詰めたたれをかけ、長ねぎ、大葉、みょうが、白炒りごまのせる。
「私のお気に入りは大阪のこんぶ土居の昆布粉。幻の高級品となった白口浜の天然真昆布100 %で食塩無添加。鯛や白身魚のお刺身にかけるだけの簡単昆布締めは絶品です!」(八代さん)
ひき肉+野菜だしで何時間も煮込んだような本格味に!
「簡単だしミートソース」
材料(2人分)
合挽き肉…300g
にんにく(みじん切り)…大1かけ
玉ねぎ(みじん切り)…小1個
オリーブオイル…大さじ1/2
バター…5g
トマトの水煮缶…1缶
野菜だし(袋を破って取り出した粉末)…2袋
塩、こしょう…各少々
作り方
①
フライパンにオリーブオイル、バター、にんにくを入れて火にかけ、にんにくの香りが立ってきたら、玉ねぎを入れて炒める。玉ねぎが透き通るほどになったら、挽き肉を加えて炒め合わせる。
②
肉の色が変わったらトマト缶を汁ごと入れ、野菜だしを加えて煮詰める。
③
塩、こしょうで味を調える。
粉末だしは、塩やこしょうのように手軽に使えるので、常備しておくととっても便利です。
ただし塩分が多いものもあるので、そこだけは気をつけて調味してください。
料理、写真/八代恵美子(atrio)
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