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大人のおしゃれ手帖 12月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年12月号

2025年11月7日(金)発売
特別価格:1640円(税込)
表紙の人:吉瀬美智子さん

2025年12月号

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50代の顔が変わる!
簡単『顔トレ』は大人世代の新常識
【表情筋研究家・間々田佳子さん監修】

大人のおしゃれ手帖編集部

50代の顔が変わる! 簡単『顔トレ』は大人世代の新常識 【表情筋研究家・間々田佳子さん監修】

表情筋研究家・間々田佳子さんに、顔の劣化対策に有効な『顔トレ』をレクチャーしていただきました。スキンケア感覚で毎日の習慣に!

教えていただいたのは・・・
表情筋研究家
間々田 佳子さん
「コアフェイストレーニング」考案者。自身のたるみ顔を改善した経験を踏まえた顔の筋トレが話題に。イベントなどで講師を務め、講座受講者は3万人を超える。著書に『間々田佳子のかんたん顔筋トレ』他多数。


日常の顔グセを直せば一生続くエイジングケア

年齢とともに頬が垂れて、表情も乏しくなりがちな50代。
鏡に映る自分の顔を見たときに、老けて見えてがっかりすることも。

「じつは日本語は顔の表情筋を使わずに話せるので、多くの方が顔の運動不足なんです」と話すのは、笑顔づくりのプロである間々田さん。頬の筋肉を使わず口元だけで話したり、同じ表情を続けているとクセがつき、たるみやシワの原因になってしまうそう。

「表情筋を積極的に動かして、筋肉の悪いクセを直し、新たなクセづけをしていきましょう。これだけで若返りにつながりますよ」

姿勢崩れが顔のたるみの原因に

若々しい表情づくりに意外と大切なのが姿勢です。

「猫背の状態で口角を上げて笑顔をつくってみると、うまくできませんよね。反対に背筋をまっすぐにのばした状態で笑ってみるとスムーズに筋肉が動きます。つまり、たるみをなくすには、体の軸を整えることも大切なんです」

顔と体の軸を意識する「コアフェイス」

「コアフェイス」とは顔と体をつなげた中心軸のこと。

「顔の筋トレを行うときは、顔ばかりを気にせず、正しい姿勢で座って行うことが大切です。コアフェイスがまっすぐつながっているような姿勢を普段から心がけているだけでも、小顔効果や若見えにつながりますよ」
 
下の写真を確認しながら、コアフェイスを整えて、ウォーミングアップしていきましょう。

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トレーニングを始める前に
正しい姿勢でリラックス

正しい姿勢からスタート!

・額とあごは床に対して90度に。
・胸は張りすぎず肩を自然に下げてリラックス。
・おへその下をキュッと引き締め。
・足の裏で地面をしっかり感じて。

・反り腰にならないように、頭頂部まで糸で引き上げられているイメージで腹筋を引き上げる。
・足の裏を地面につけて押し、骨盤を立たせる。

〈NG〉
背中が丸くなっていると、コアフェイスをつくることができません。

ウオーミングアップ

上半身ゆらゆらで力を抜く

椅子に座り、座骨(座ったときに椅子に当たる骨) をゆらゆら揺らしながら、背筋・首の後ろをすっと持ち上げて。
頭を高い位置に引
き上げて、顔の力を抜きます。

肩をまわす

首や肩が緊張したままだと、顔の皮膚が引っ張られ、たるみの原因につながります。
肩を前後に大きくまわしてコリをほぐします。

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悩み別 顔筋トレ

各トレーニングは1セット3回が基本。姿勢が崩れると顔も歪むので、正しい姿勢を意識して。
悩みのある部位だけでもOKなので、毎日、続けることが大切です。

顔のたるみ解消

頬のたるみが気になるときは、頬を上げる「大頬骨筋」を鍛えて、頬を持ち上げていきましょう。
目まわりの眼輪筋が弱っていると、大頬骨筋によって持ち上げられた頬に押し上げられて目尻にシワが寄ってしまうので、目はぱっちり開けること!

歯が見えず目が見開かないのはNG。
頬の筋肉を使って、しっかり頬を持ち上げましょう。

1. 頬のお肉を指で持ち上げる

親指で頬全体をサポートしながら、無駄なお肉を残さずぎゅっと持ち上げます。
目を開け、上の歯は8本を見せて笑って。

2. 指をはずして5~10秒キープ

頬をぎゅっと上げ、上の歯を見せたままキープ。


ゴルゴ線を薄くする

ゴルゴ線とは、目頭の下から頬にかけて斜めにのびる溝やへこみのことで、目立ってくると疲れた印象に。
普段動かすことのない方向に頬を動かすことで筋肉が鍛えられ、ゴルゴ線が薄くなります。
頬にハリが出て、顔がきゅっと立体的に!

1. 唇をすぼめる

頬を使いながら「シュ」と唇をしっかりすぼめます。
指で頬を押さえて、頬の筋肉がきちんと使われているか確認します。

2. 頬をのばす

唇を「オー」の形にして、鼻の下をのばします。
下まぶたから頬全体ものばす意識で。

3. 頬を外側に開く

唇を「ワー」の形にして、ほうれい線をのばしながら、頬を外側に開きます。
1~3を5回ほど繰り返して。

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口まわりのたるみ解消

年齢とともに気になる口もとのたるみは、「口輪筋」のゆるみが原因のひとつ。
口を閉じたりすぼめたりして筋肉を鍛えることで、口角の上げ下げがスムーズになり、若々aしい印象がアップ!

1. 唇を巻き込み口角を上げる

唇を内側に巻き込み、口角を上げます。
上がらないときは、指で押さえてサポートして。

2. 唇を前に突き出す

唇を「オー」の形に開いた状態で前に突き出し、5秒キープします。

2 のときに唇が外に開いていない。


下がった口角を引き上げる

ブルドッグのように頬が垂れ下がってくると老け顔一直線! 口角を引き上げて、引き締まった状態をクセづけしましょう。
口角が上がりにくいようなら、指でサポートして行いましょう。

1. 口をすぼめて舌を見せる

目を大きく見開いた状態で、舌を見せます。

2. 舌を前に突き出し口角を上に

上の歯を8本見せた状態で、口角を持ち上げる意識で舌を前に突き出します。

口角が下がり、上の歯が見えていない状態。
2 の「口の逆三角形」をお手本に目指して。


ほうれい線を目立たなくする

50代になると頬が垂れ下がるだけでなく、ほうれい線の動きがワンパターンになりやすく、余計に線が刻まれてしまいます。
小鼻から上の頬を引き上げ、口もとをまんべんなく動かして。
手で鼻の両サイドが動いているか確認。

1. 頬を押さえながら口を「ウー」に

唇を突き出し「ウー」と言い、5秒キープ。

2. 頬を押さえながら口を「ホー」に

鼻の両サイドをのばし「ホー」と言い、5秒キープ。

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マリオネットラインを解消

口角からあごにかけて垂直にのびるマリオネットラインは、年齢とともに深くなりがち。
「口角挙筋」を鍛えてあごまわりの緊張をほぐしましょう。
への字口になっている場合にも効果的。

1. あごをつまむ

あご(口角の下)に親指を人差し指の先を当て、軽くつまみます。

2. 口角を上に5回引き上げる

指で押さえたまま、笑顔をつくり、あごの力を抜いて口角を5回上げ下げします。

3. そのまま5秒キープ

口角を上げた状態で、指を外して5秒キープします。


二重あご解消

二重あごのおもな原因は、舌や首まわりの筋肉の衰えです。
口を閉じているとき、舌が下に落ちている(舌が上あごについていない)という人は、舌の筋肉が衰えているサイン。
舌を使ってあご下を鍛えていきましょう。

舌を上あごに押しつける

1. 舌を上あごにつけたまま上を向く

口を閉じたまま舌を上あごに押し当て、あごを上げて首をのばします。

2. そのまま下を向く

舌を上あごに押しつけたまま、頭を下にします。1 ・2 を5~10回繰り返します。


photograph: Shoko Matsuhashi hair & make-up: Michiko Ito text: Chie Sakuma

大人のおしゃれ手帖2025年11月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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大人のおしゃれ手帖編集部

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