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大人のおしゃれ手帖 12月号

大人のおしゃれ手帖

最新号&付録

大人のおしゃれ手帖
2025年12月号

2025年11月7日(金)発売
特別価格:1640円(税込)
表紙の人:吉瀬美智子さん

2025年12月号

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「スカーフ&ストール」で50代がおしゃれに! 【巻き方アドバイス付き】
~冨永彩心さんが指南! 毎日の装いがちょっと垢ぬけるコツ vol.1 ~

冨永彩心

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『大人のおしゃれ手帖』2025年10月号の登場で注目を集めたブランディングスタイリストの冨永彩心さん。ショッピングレッスンで年間100人以上の女性と似合う服を一緒に見つけたり、スタイリスト養成講座を通して、ファッションの情報を発信しています。

今月から、そんな冨永さんの私服の装いを教えてもらう連載をスタート。いつもの装いがちょっとセンスアップできる、そんな着こなしをお届けします。

第1回のテーマは巻きもの。
この時期、寒暖差のカバーに大活躍のアイテムですが、それだけではありません。スカーフさあれば、例えば「ユニクロのデニム&セーター」など、ごくごくシンプルなアイテムもお出かけ仕様に。

「難しい巻き方をマスターしなくても大丈夫! 簡単な巻き方のもののほうが、むしろおしゃれに決まるんです」と冨永さん。
特に今年は、「大ぶりな柄のあるスカーフやストール」が気分。コンサバになりすぎない、ラフでおしゃれな巻き方は?

顔まわりを華やかにし、魅力アップ! 「スカーフ」の巻き方3選

タピノワールのスカーフを使った巻き方3パターン

今年のトレンドアイテムのひとつであるスカーフ。うまく取り入れれば、こなれ感とおしゃれさが両立できる、大人世代のおすすめアイテムですが……。

「かつてはプレゼントやおみやげの定番だった柄物のスカーフですが、タンスの肥やしにしている人が多いですね。特に、巻き方がよくわからないというのは、よく聞くお悩みです」。
巻き方を調べてマネしようとしても難しかったり、キャビンアテンダントのようなコンサバな巻き方になって結局活用できない! という覚えがあるのでは。

「私がスカーフを使う時は、カジュアルな服装にも合わせやすい、ユニセックスでラフな巻き方をします。特に大柄のスカーフは見せる場所によって印象も変わる便利なアイテム。ビジネスシーンでも、ふだん着をちょっとおしゃれにしたいときでも使えるので便利ですよ」

スカーフ①
ちょっとクールに! 柄がよく見える「ドレープ巻き」

ちょっとクールなドレープ巻きのスカーフスカーフ/タピノワール、ジャケット、セーター、デニムパンツ/ユニクロ、シューズ/メゾン マルジェラ

胸元にドレープを付けるようにした巻き方です。スカーフの柄がしっかり見えるので、シンプルな服が一気に華やかに。
「スカーフをきゅっとタイトに巻いてしまうと、コンサバ感がでるので、ふんわりさせましょう!」。
コツは巻く前に手もとでドレープをつくること。スカーフの角をセンターから少しずらすと、ラフな印象に。

Let’s TRY

ドレープ巻きの巻き方1.スカーフを三角に持つ。

スカーフを三角に折って長い辺を持ち、蛇腹に手繰り寄せるようにドレープを作ります。「このとき、ぺたっとたたまないように注意! おしゃれに見えるコツは”ふんわり感”です」

ドレープ巻きの巻き方2。頂点の下でゆるく結ぶ。

三角の頂点が後ろに来るように、ふわりと肩に掛けます。そのあと、頂点を前に移動し、長い辺の端を頂点の下へ。鏡を見ながらボリュームを調節し、端を軽く結べば完成。コツは、最初につくったドレープを活かしてゆるく結ぶこと。ブランドのスカーフに多い90㎝角以上のものがおすすめ!

スカーフ②
シャープなシルエットでジャケットにアクセント「ライニング」

ジャケットに合わせやすいスカーフづかいのライトニング

ジャケットスタイルをさりげなく華やかに見せるのが「ライニング」。
細く折りたたんで肩に掛けるだけで見える面積も少ないので、鮮やかな柄で使いにくというスカーフでも、センスよく見せられます。

「ニットにジャケットだけだと、お仕事感が出すぎてしまいますが、そんな時に便利なテクです。ジャケット以外にも、トレンドの厚手のカーディガンやジレに合わせてもよいかも」

Let’s TRY

ライトニングの折り方1。角を真ん中に合わせる

裏を上にしてスカーフを広げます。2つの頂点を中心に合わせます。

ライトニングの折り方2。ほどよい太さにたたむ。

畳んだ辺を、好みの幅で中央に向かって折りたたんでいきます。

ライトニングの折り方完成。リボンのようにすっきり。

最後は2つ折りにして完成。肩にかければ、端が出ることなくきれいなリボンのようなスタイルに。

スカーフ③
カジュアル合わせもお手のもの! かしこまらないのに華やかな「三角巻き」

カジュアルにも合わせやすいスカーフづかい。三角巻き

むずかしい巻き方はなんだかハードルが高い……という人におすすめの「三角巻き」。
スカーフを輪にして首を通すだけだから、スカーフ初心者でも超簡単。

「その簡単さゆえに、こなれ感があるので私もよく使います。スカーフの面積が広めで華やかになるので、ニットはもちろん、Tシャツデニムのような服装も手抜き感がなくなって便利!」

Let’s TRY

三角巻きの巻き方。三角形にして端を結んで首にかけるだけ

スカーフを三角にたたんだら、長い辺の端を固結びにします。あとはよだれかけのように首にかけるだけ。長さは結び目で調節できます。

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教えてくれたのは……

ブランディングスタイリスト 冨永彩心

ブランディングスタイリスト冨永彩心

神奈川県出身。文化服装学院卒業後フリーランスのスタイリストとしてファッション雑誌『ELLE』『MORE』『men's non-no』などで活動。結婚、出産を経て専業主婦に。
13年のブランクを経てセレクトショップ販売員として復職、52歳でパーソナルスタイリストとして起業。現在はインスタグラムなどSNS総フォロワー数11万人超えと人気を博す。年間100人以上のショッピング同行、スタイリスト養成講座をこなし、「あやみん先生」として親しまれる。
神戸国際大学ゲスト講師、NHKカルチャー講師を務めるほか、メディア出演も多数。
著書に『45歳からの「似合う」が見つかるおしゃれ塾』(主婦の友社)

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Instagram:@tomiayam

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