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大人のおしゃれ手帖 1月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2026年1月号

2025年12月5日(金)発売
特別価格:1640円(税込) 
表紙の人:中谷美紀さん

2026年1月号

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【更年期の養生 Vol.6】温泉養生で冬の不調を改善。冷え・乾燥・滞りタイプ別の泉質選びと入浴法

TSUBO

のぼせ・ほてり・ホットフラッシュなどが気になる“乾燥タイプ”は「肌にやさしい温泉」

のぼせやほてり、ホットフラッシュ、肌やデリケートゾーンの乾燥、不眠などが気になる人は、体全体の水源となる「腎陰(じんいん)」が不足している可能性が考えられます。こうした乾燥を中心とした不調が多く見られるタイプの場合は、刺激が少なく肌にやさしい、心身の緊張をやわらげる単純泉がおすすめです。

◉単純泉の主な温泉地
・箱根湯本温泉(神奈川)⋯⋯透明でやわらかい湯ざわり。心身の緊張が解けやすく、胸の高ぶりなどを落ち着かせる助けに。
・下呂温泉(岐阜)⋯⋯弱アルカリ性単純泉で、とろみのあるお湯には美肌効果が。皮膚や粘膜の乾燥が気になる人に◎。
・指宿温泉(鹿児島)⋯⋯名物の砂むし温泉と組み合わせると、リラックス効果が高まる。

【温泉の入り方】
このタイプは首元や頭部に熱がたまりやすいので、入浴前に数回深呼吸をして頭部の熱を発散しましょう。白湯をひと口飲むと、頭部に昇っている気(き=エネルギー)を下に降ろすことができます。皮膚や外陰部などの乾燥が気になる場合は、ホホバオイルなどを薄く塗って保護してから入浴するといいでしょう。なお、夜遅い時間の入浴は腎陰の消耗につながるので、20時までに入浴するのがおすすめです。

入浴の際は37〜39℃のぬるめのお湯を選び、5~7分の短い入浴を2回行う分割浴を。このタイプはのぼせやすいので、湯船に浸かる時間はできるだけ短時間に。入浴中に深呼吸をするとのぼせ予防になります。
入浴後はすぐに全身をオイルなどで保湿し、あわせて足裏の「湧泉(ゆうせん)」のツボ(足先を曲げたときにくぼむ場所)を軽く押すといいでしょう。のぼせ気味のときは常温の水で濡らしたタオルを軽く絞って首の後ろや耳の後ろ、こめかみなどに当てると、頭部の熱感をほどよく冷ますことができます。

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国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライター TSUBO

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO

健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。

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Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/

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