【更年期の養生】乾燥によるかかとのガサガサ・ひび割れは、内側からの薬膳ケアと腎経マッサージがカギ
かかとの症状別にとり入れる、腎の力を補う薬膳食材

腎の力には大きく、体全体の熱源となる「腎陽(じんよう)」と、体全体の水分源となる「腎陰(じんいん)」、腎陽や腎陰のもとであり血(けつ≒血液)のもとでもある「腎精(じんせい)」があります。腎の力が低下すると、こうした腎陽や腎陰、腎精などが不足しやすくなり、かかとの乾燥症状にも影響をおよぼすことに。では具体的にどのようなかかとの症状を招くのかを、東洋医学の視点で説明しましょう。
【タイプA】皮膚が厚くなる、硬くなる、黄色っぽく変色する、深いひび割れ
腎陽が不足すると体内の熱が不足して血行が悪くなるため、皮膚の新陳代謝が低下して古い角質がたまりやすくなります。かかとの皮膚も厚くなり、カチカチに硬くなって黄色っぽく変色することも。深いひび割れも起こりやすくなります。さらに冬になると、寒さによって血管が収縮して血行不良が悪化しやすい状態に。
【タイプB】かさつき、粉を吹く、細かいひび割れ
腎陰や腎精が不足すると、体内の水分や血が不足し、心臓から最も遠い場所である足裏に潤いや栄養が行き届かなくなる状態に。その影響でかかとの皮膚表面が白い粉を吹く、細かいひび割れがたくさんできるなどの不調が見られるようになり、ストッキングや靴下が引っかかりやすくなります。
【タイプC】血色が悪い(紫っぽい)、氷のように冷たい
腎陽の不足がひどくなると体が芯から冷え、かかとの血流が極端に悪くなってこのような症状を招きやすくなります。お風呂に入ってもなかなか温まらないほど、かかとが冷え切っている場合もあります。
こうした更年期特有のかかとの乾燥症状は、外側からの保湿ケアに加えて、内側から腎の力を補うケアも行うことが大切です。タイプAやCによく当てはまる場合は腎陽を補うえび、羊肉、くるみ、にら、シナモンなど、タイプBによく当てはまる場合は腎陰を補う黒豆、黒ごま、牡蠣、ほたてなどや、腎精を補う鶏肉、やまいも、黒ごま、くるみ、くこの実などをよくとるといいでしょう。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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