50代からの「ピアノ推し活」 編集部が本気で推すショパンコンクール出場ピアニスト3名
編集部注目の入賞者を紹介
1人目
2025年「ショパンコンクール」第4位
桑原志織(日本・1995年生まれ) Shiori Kuwahara
©W. Grzędziński/NIFC
2025年の日本人最高位、第4位に入賞した桑原志織さん。
会見では、「今の私が自然に音楽に没入して身を預けられる作品」として「バラード第4番」を挙げました。コンクールでは一次予選のプログラムの最後にこの曲を演奏、弾き終えると歓声と拍手の嵐! 現地の聴衆の興奮が配信からもヒシヒシと伝わってきて、見ているこちらも勝手に誇らしい気持ちに。
会見での落ち着いた様子が印象的で話もわかりやすく聡明なお人柄が伺えました。ガラツアー以降も国内リサイタルが予定されています。
★この動画をチェック!
ワルシャワの聴衆のハートをガッチリ掴んだに違いない、1次予選の動画です。1次予選のプログラムの最後「バラード第4番」から再生されます。
SHIORI KUWAHARA – first round (19th Chopin Competition, Warsaw)
2人目
2025年「ショパンコンクール」第1位
エリック・ルー(アメリカ・1997年生まれ)Eric Lu
©Łukasz Rajchert
2015年の第17回大会では第4位に入賞したエリック・ルーさん。世界中で活躍する人気ピアニストが、さらなる高みを目指して2度目の挑戦!
結果発表時の動画がYouTubeに残っていますが、前髪をいじりながらうつむき、はにかんだように、あふれる想いをこらえる様子が胸を打ちます。今回の会見でも「大会中のプレッシャーは相当だった」と話されていましたが、10年間積んできた研鑽の軌跡を感じさせる圧巻の演奏で、見事第1位に輝きました。
★この動画をチェック!
2025年ファイナルの動画です。会見で最も愛する作品に挙げた「幻想ポロネーズ」は、配信越しでも強く訴えかけてくるものがあり、引き込まれる名演でした。オーケストラと共演するコンチェルトの課題曲は第2番を演奏。第1番を選ぶピアニストが多い中、ショパコンのファイナルで第2番を弾いて優勝したのは、1980年のダン・タイ・ソン以来史上2人目の快挙!
ERIC LU – final round (19th Chopin Competition, Warsaw)
3人目
2025年「ショパンコンクール」第5位
ヴィンセント・オン(マレーシア・2001年生まれ)Vincent Ong
©W. Grzędziński/NIFC
ショパンコンクール100年の歴史で初のマレーシアからの入賞者、ヴィンセント・オンさん。ショパンの曲の魅力がストレートに伝わってくる、ずっと聞いていたくなるピアノが魅力。早い段階から注目されていました。演奏中にずり落ちてくるメガネがSNSで心配されていましたが、ピアニストの反田恭平さんが現地でファイナル直前にメガネ留めを贈ったことが話題に。今回の来日会見では、彼の演奏スタイルにも通じるものがある、誰よりしっかりした声ではっきりと話されていたのが印象的でした。7月に来日&リサイタルが決定! 要チェックです。
★この動画をチェック!
「英雄ポロネーズ」に始まり、会見で「一生弾き続けても終わりがない作品」として挙げた「24の前奏曲」へ。何度も聞きにくる人が後を絶たない、彼の魅力がぎっしり詰まった2次予選の演奏です。
VINCENT ONG – second round (19th Chopin Competition, Warsaw)
世界最高峰の国際ピアノコンクール、ショパンコンクールの演奏が、YouTubeでいつでも楽しめる、すごい時代になりました。この人のコンサートに行ってみたいな、という推しを見つけるきっかけになれば幸いです。楽しすぎる、大人の「ピアノ推し活」の深~い沼へようこそ!
ショパンコンクールのルールや歴史をもっと知りたい人は……
『JAPANピアニストを応援したい!』(TJMOOK)
出版社:宝島社
定価:1650円(税込)
2025年の日本人コンテスタント13人のプロフィール掲載、YouTubeアーカイブ視聴のお供にも最適! 楽天マガジンやdマガジンの読み放題でも楽しめます。
文/「JAPANピアニストを応援したい!」編集部
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