イソフラボンだけでは実は足りない⁉ 更年期世代に【本当に必要な成分】を専門医・薬剤師が解説
PR キッコーマンニュートリケア・ジャパン
更年期のセルフケアといえば「大豆イソフラボン」。
けれども「毎日とっていても、あまり効果を感じられない」という人も少なくないようです。
実は更年期の不調は、大豆イソフラボンだけでカバーしきれない側面があるのです。
更年期に必要な成分について、産婦人科専門医の寺内公一先生と、キッコーマンニュートリケア・ジャパンの開発部長であり薬剤師でもある和泉亨さんにお話をうかがいました。
お話をうかがったのは……
(右)
東京科学大学 大学院医歯学総合研究科
茨城県地域産科婦人科学講座 教授
寺内 公一 (てらうち・まさかず)先生
産婦人科専門医、女性ヘルスケア専門医。1994年東京医科歯科大学医学部卒業。主に更年期障害や骨粗鬆症の診療に従事。また、食による女性の健康維持をテーマに、食品・薬品に含まれる生理活性物質の働きについての研究にも力を注いでいる。
(左)
キッコーマンニュートリケア・ジャパン株式会社 開発部長/薬剤師
和泉 亨(いずみ・とおる)さん
農学博士、薬剤師。1994年にキッコーマンに入社し、研究開発本部に配属。以降、大豆イソフラボンに関する研究に従事。2013年より現職。
更年期にいいとされる「大豆イソフラボン」も千差万別。効果が高い「ゲニステイン」に注目を
編集部 50代前後になると心身の変化を感じる方が増えてきます。あらためて「更年期」とはどんな時期なのでしょうか?
寺内先生(以下、敬称略) 日本では閉経の前後5年、合わせて10年間を更年期と呼んでいますが、実際には「月経が2か月以上空いているな」という時期から閉経後の数年間を、更年期ととらえてもらえればいいと思います。
編集部 この時期に女性ホルモンが減ってくるわけですね。
寺内 その通りです。卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減っていきます。
脳は「もっと出せ!」と卵巣に命令しますが、卵巣はそれに応えられない。そのためにさまざまな不調が現れてくるんですね。
私はよく「ガソリンが少なくなった車」にたとえています。ノロノロ運転になったかと思えば、急発進することもある。そんな不安定な“ゆらぎ”の時期なんです。
和泉さん(以下、敬称略) 私からもおうかがいします。更年期の不調に悩まれている方はどのくらいいらっしゃるんですか。
寺内 医療機関を受診した人数を基にした厚生労働省の推計では、日常生活に支障のある「更年期障害」の方は約20万人ですが、実際にはもっと多く、300万人以上いるといわれています。病院に行かずひとりで頑張っているとか、どうしたらいいのかわからない方がとても多いんだろうと思いますね。
更年期の症状はさまざま
編集部 更年期のセルフケアといえば「大豆イソフラボン」が有名です。
寺内 はい。エストロゲンと構造が似ていて、同じような働きをしてくれる成分です。
大豆イソフラボンのなかでも注目されているのが「ゲニステイン」という成分で、和泉さんも長年、研究されていますね。
和泉 和泉 はい。ゲニステインは、大豆イソフラボン アグリコン型の中でも、体内への吸収率やエストロゲン様作用が強いことがわかっているんです。
ちょっと専門的な話になりますが、大豆イソフラボンには「糖」がついているタイプと、ついていないタイプがあります。
糖がついているタイプは、腸内細菌が分解しなければ体内に吸収されませんが、ゲニステインは糖がついていないタイプなので、そのまま体内で吸収されるんです。また、「エストロゲン」の受容体に結合する力も強く、それが作用の強さにつながっています。
寺内 腸内環境に左右されず、安定した吸収性と高い作用が期待できるんですね。
ゲニステインを用いた研究では、更年期の抑うつや不眠、ホットフラッシュに対する効果が実証されています。
実は、大豆イソフラボンだけでは
更年期の悩みに不十分だった⁉
編集部 ではゲニステインをとっていれば大丈夫ですか?
寺内 実は、それですべての不調を解決できるわけではないんです。
更年期の不調には「エストロゲンの減少」に加えて、「社会心理的ストレス」や「酸化ストレス」もかかわっています。3つが掛け合わさって起こるので、ゲニステインだけではカバーしきれないところがあるんです。
和泉 不調の原因は、エストロゲンだけではないんですね。まず、「社会心理的ストレス」について教えていただけますか
寺内 社会心理的ストレスとは、その人の性格や家庭や職場の状況、経済的状況などをさします。更年期世代は仕事や家事に、親の介護が重なるなど、強い社会心理的ストレスを抱えていることが多いですね。
編集部 では「酸化ストレス」はどういうものですか?
寺内 釘がサビると茶色っぽくなりますよね。これと同じように、呼吸で取り入れた酸素の一部は、「活性酸素」となって細胞を酸化させてしまうんですよ。これが病気や老化の原因となります。
もともと体には、この活性酸素をはねのける「抗酸化力」が備わっているのですが、加齢などでその力が低下すると、活性酸素の害が上回ってしまう。この状態を「酸化ストレス」というんです。
年齢とともに、体の抗酸化能力も低下していく

和泉 「酸化ストレス」は、どんな更年期症状にかかわっているのでしょうか。
寺内 更年期の抑うつや不安にかかわっています。さらに、卵巣機能を直接、低下させてしまうんです。ダブルの意味で更年期の症状に影響しているのです。
編集部 なるほど、だから更年期のセルフケアとして、酸化ストレス対策もとても重要なんですね
ブドウ種子由来プロアントシアニジンの高い抗酸化力が、更年期の症状にも効果を発揮
編集部 酸化ストレス対策は何をすればいいでしょう?
寺内 まず喫煙などの活性酸素を増やすような習慣をやめることですね。
それから、抗酸化力を補うために、抗酸化物質を積極的にとることも大事です。なかでも、おすすめしているのが、ブドウ種子由来の「プロアントシアニジン」という成分です。
編集部 難しい名前ですね……。
和泉 そうですよね(笑)。
簡単にいうとブドウの種子に含まれる渋みの強い成分で、いわゆるポリフェノールの一種です。
「抗酸化物質」としてよく知られている、ビタミンCやビタミンEよりも高い抗酸化力があるんですよ。
ブドウ種子由来プロアントシアニジンの抗酸化作用に注目!

寺内 更年期症状のある方を対象にした研究では、疲労やめまい、頭痛、ホットフラッシュといった身体症状のほか、不安や不眠などの改善効果があることが実証されています。
編集部 心身両面に効果を発揮するのですね。
こんな更年期症状には、ブドウ種子由来プロアントシアニジンが効果あり!
寺内 はい。さらに、中高年女性を対象にした研究では、筋肉量を増やす効果も認められています。生涯、健やかに過ごすためには筋肉量をキープすることも大切です。早いうちから対策しておきたいですね。
ブドウ種子由来プロアントシアニジンにはこんな効果も

「ゲニステイン」と「ブドウ種子由来プロアントシアニジン」研究の先駆者はキッコーマン
編集部 キッコーマンでは、これら二つの成分の研究にとても力をいれていらっしゃるそうですね。
和泉 はい。実はキッコーマンは2012年から寄付講座『女性健康医学講座』を開設し、「食と女性の健康」をテーマにした研究を寺内先生とご一緒させていただいています。
和泉 しょうゆメーカーとして100年以上の歴史をもつことから、その原材料である大豆には特に力をいれて研究してきました。
そうしたなかで、更年期障害の軽減や骨粗しょう症予防などの観点から、20年以上、研究を続けてきたのがゲニステインです。
編集部 ブドウ種子由来プロアントシアニジンの研究はどのような経緯で?
和泉 キッコーマンのグループ会社にマンズワインというワイン製造会社があります。
そこで、ワイン製造時に廃棄してしまうブドウ種子の再利用の研究を進めるなかで、ブドウ種子由来プロアントシアニジンに着目しました。
より効率的に抽出する方法を、キッコーマンが独自に開発しています。
更年期のサプリ選びの最大のポイントは成分。「ゲニステイン&ブドウ種子由来プロアントシアニジン」が配合されたサプリもひとつの選択肢
編集部 これら二つの成分は、どのくらいとればよいのでしょうか。
寺内 大豆イソフラボンは、過剰にとると子宮内膜増殖症のリスクが高まるといわれているため、サプリメントでとるなら1日当たり30㎎が上限です。
ただ、大豆イソフラボンと一口にいっても、ゲニステインは吸収率が高いので、この範囲内でも十分な効果が期待できますね。
和泉 そうですね。ブドウ種子由来プロアントシアニジンの推奨量は定められていませんが、効果が期待できるのは、赤ワインだと大体グラスに4~6杯分といわれています。
食事でとるのは難しいですし、ワインでとるとなると、別の臓器への問題が出てしまいますね。
寺内 バランスのとれた食事や運動習慣をベースに、足りない分をサプリメントで補うというのも現実的だと思います。
編集部 サプリメントを選ぶときのポイントは?
寺内 更年期世代であれば、「大豆イソフラボン」というだけでなく、体内でより効率よく働くものを選んだり、抗酸化力を補う成分を一緒に摂取できるものがいいですね。
また、年齢的にも、単に更年期症状の改善だけではなくて、人生後半の健康を多面的にサポートしてくれるものがいいと思います。
和泉 なるほど。ブドウ種子由来プロアントシアニジンは、抗酸化力はもちろん、血圧低下や筋肉量増加などの効果があることもわかっていますしね。筋肉量を保てれば、将来のサルコペニアやフレイルの予防にもつながることも期待できそうです。
編集部 摂取することで効果が感じられやすい、というのも魅力ですね。
ブドウ種子由来プロアントシアニジンの摂取期間と体の変化
寺内 サプリメントを何種類ものむのはたいへんですから、ゲニステインとブドウ種子由来プロアントシアニジンのように、作用機序のちがう健康成分が一緒に含まれているものがおすすめですね。
和泉 あと、忘れてはいけないのが、エビデンス(科学的根拠)にもとづいたものを選ぶということ。サプリメントは適当な量をとれば効くというものではなく、科学的な研究で効果が確かめられた量をきちんととらなければいけません。
寺内 その通りです。前述したように、更年期の不調には社会心理的因子も深くかかわっており、自分ではどうにもできないこともあるでしょう。だからこそ、サプリメントを“心身を支えるお守り”として活用してみてはいかがでしょうか。
編集部 最後に、更年期を健やかに乗り越えるためのメッセージをお願いします。
寺内 人生100年時代、更年期はちょうど折り返し地点です。
後半の人生を元気に明るく生きていくために、更年期を、自分の生き方や心身を見つめ直すきっかけにしてもらえたらと思います。
不調があれば、エビデンスにもとづいた信頼できる情報を参考にしたり、専門医に相談したりするなど、一人で抱え込まず、いろいろ試してみてください。
和泉 キッコーマンでも「輝きプロジェクト」というWEBサイトを通じ、更年期の女性に向けた情報を発信しています。自分に合うケアを見つけて、更年期とうまく付き合っていただければ嬉しいです。
編集部 寺内先生、和泉さん、本日はありがとうございました。
撮影/白井裕介 文/寺本 彩 イラスト/植松しん子
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