数字でわかる【50代】の保湿対策
気温も湿度も低下する冬は、肌の乾燥がいつも以上に気になります。
そこで、肌、ボディ、髪の保湿のキーポイントを数字でひもときました。
お話を伺ったのは・・・
資生堂
トップビューティスペシャリスト
角谷智恵さん
スキンケア、メイクについてトップレベルの技術と知識をもち、多角的な美容提案を得意とする。YouTube「Kakutani Channel」ではメイクテクニックを披露。
50代の肌はホルモンバランスの変化で乾燥しやすい状態に
私たちの体を覆っている皮膚には、外からの異物の侵入や攻撃から体を守ったり、体内から水分が出ていくのを防いだりする『バリア機能』が備わっています。
この大切な機能を担っているのが、皮膚の一番外側にある角層です。ただこの角層、湿度や寒暖差の影響を受けやすく、肌の保湿状態に関わるそう。
下の2つのグラフは、毎月の湿度と肌から逃げる水分量、角層内水分量の季節ごとの変化を表したもの。空気が乾燥する季節は、肌も乾燥しやすいことがわかります。
「乾燥によって角層の状態が不安定になるとバリア機能は低下し、外気の乾燥や紫外線の影響を受けやすくなったり、肌内部の水分が逃げやすくなります。
そのままの状態が続くと乾燥が深刻になり、肌荒れを引き起こす……という悪循環に陥ることもあります」と角谷さん。
さらに50代前後の肌の乾燥は、年齢特有の理由も。
更年期を迎え、女性ホルモンの分泌量が減ってくると、肌内部で水分を保てなくなったり、皮脂分泌量が減ってきます。
年齢を重ねるにつれ、肌の乾燥が気になるようになるのはこのせい。
また、体調がゆらぎやすくなるのと同様に、肌状態もゆらぎやすくなります。
今まで『自分の肌は強い』と思っていた人も、思わぬ肌トラブルに見舞われることがあります。
保湿ケアでバリア機能を高め、乾燥に負けない肌へ
では、肌を健やかに保つために、何をしたらいいのでしょうか?
「肝心なのは保湿です! 肌のうるおいが保たれていると、角層のバリア機能の強化につながります」(角谷さん)
保湿ケアというワードは何度も耳にしていて当たり前のように思われるかも知れませんが、保湿はすべてのケアの基本。
乾燥を放っておくと、肌の内部で炎症が起こり、シワやたるみ、くすみを招いてしまいかねません。
大人世代が保湿ケアで心がけるべきなのは、どんなことでしょうか?
肌の乾燥を防ぐためには、うるおいを与えることはもちろんですが、汚れを落とす洗顔においても、うるおいを残すようにすることが大事。
キメの細かいフワモコ泡で洗うと、肌を摩擦で傷つけることなく、肌のうるおいを守りながら汚れだけを落とすことができます。
タオルでゴシゴシこすると肌への刺激となり、乾燥や肌荒れを招くことになるので、そっと肌を押さえて水気を吸わせましょう。
ボディの保湿もあなどらないでください。
腕や脚は皮脂分泌が少なく、特に乾燥しがち。そのままにしておくとひび割れしたり、かゆみが発生するなど、トラブルにつながりかねません。
ボディ用の保湿料を手に取り、軽くすり込むようになじませましょう。
髪はシャンプー方法にも注意が必要。
髪をこすり合わせる、爪を立てて頭皮を洗うなど、乱暴に扱うのはNG。シャンプーを泡立て、指の腹で頭皮をもむように洗いましょう。
熱いお湯は必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮が乾燥する原因になるので、38℃程度のぬるめのお湯ですすぐのがベストです。
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