【香菜子さんの鎌倉移住と新しい暮らし】
二拠点生活のおしゃれ「服のことを考える」〈第6回〉
モデルとして、「おぱんつ君」の生みの親でもありアーティストとしても幅広く活躍する香菜子さん。2025年6月に50歳にして鎌倉へ移住、東京との二拠点生活をスタートさせました。東京で長らく住んでいたマンションを売却して、鎌倉の家に移りました。現在は、鎌倉の自宅と仕事場のある東京のアトリエを往復する日々。この二拠点生活で思った以上に悩ましいのが「服選び」という香菜子さん。それはなぜ? 今回は、二拠点生活でのおしゃれについてです!
服選びは「その日どう過ごしたい?」を考えて
二拠点生活を始めて思っていた以上に悩ましかったのが、服のことでした。
普段着だけでなく、私の場合は仕事柄、
取材を受ける際に季節感を意識した服装を求められることもあります。
写真に写ったときの印象や、
その媒体が持つ空気感に合っているかどうか。
ほんの少しの色味や素材感で、
伝わり方が変わってしまうこともあるので、
服選びはいつも慎重になります。
そうなると、
「今いる場所で着る服」だけでは足りません。
少し先の季節を見越した服、
東京での仕事に向いた服、
移動中も無理のない服。
さらに、駅まで自転車で行く日もあるので、
そういう日は自然とパンツスタイルを選ぶことになります。
スカートやワンピースを着たい気分の日でも、
動きやすさを優先しなければならない。
おしゃれを楽しみたい気持ちと、
現実的な動きやすさとの間で、
小さな調整を重ねる日々です。
こうした選択の積み重ねも、
二拠点生活ならではの悩みでした。

パンツスタイル一択。トレンチコートが好きなのですが、長いコートはタイヤに引っ掛かったら困るのでショート丈を。このショート丈のトレンチを見つけた時は嬉しかった。かごバッグで近所にお買い物に見えますが、この日はこれから都内で仕事。荷物が半端なく重い!
*ページの最後に荷物の「種明かし」があります。せひチェックを!
服は単なる「持ちもの」から、「自分をあらわす」ものへ

とっても寒い日。膝まであるダウンコートは粗を隠してくれるから中身はテキトー(笑)です。なぜそうなったかというと着たい服が東京に置きっぱなしだったからです。こんなことがしょっちゅう起きる。コートを脱がないということが大前提のコーディネート。
服のラインナップは、まるでパズルのよう。
「あれはどこに置いたんだっけ」
「この取材には、もう少し軽さがあったほうがいいかな」
そんなふうに考えているうちに、
クローゼットの前で立ち止まる時間が、
いつの間にか増えていきました。
服は、単なる持ち物ではなく、
その日の自分の役割や、
どう過ごしたいかを映すもの。
生活が二つに分かれることで、
自分の中にあるスイッチも、
思っていた以上に増えていたのだと思います。
どんな服があれば安心!?

打ち合わせや展示会、撮影など移動も多いので歩きやすいスニーカーで。バッグにはスケジュール帳やラップトップ、資料など。なかなかの重さ(笑)そして忘れてはならないのが上着やボトムスにポケットがあるかどうか。スマホやパスケースやハンカチなど「パッ」と出せることも忙しい日々で結構重要だったりするのです。
この行き来の中で、
「どれだけ持っているか」よりも、
**「どんな服があれば安心なのか」**を
考えるようになっていきました。
年一回は必ず友人のお店でフリーマーケットをする機会もあり(もうかれこれ10年以上続いています)今の自分にちょうどいいものは何か、を考えて実行できて、とても助かっています。その年の自分総決算とでも言いましょうか。
「服とちゃんと向き合う、整理する」機会というのは大きな動きの中で見つかるのかもしれません。
年を重ねるといろんなことが億劫になってしまいますが、
生活の近い将来にポイント、ポイントで何か「服のことを考える」時間を作ると
自分の今が見えてくるのかもしれませんね。
<おまけ>

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