【更年期×東洋医学で解決!】意外な生活習慣が目の若返りに!?視力低下や目の乾燥を根本から防ぐ養生法とは
肝血と腎精を補う食材を日々の食生活にとり入れよう

③肝血の材料となる食材をとる
肝血の消耗を抑え、脾胃を整えて肝血を作り出す力を高めたら、いよいよ肝血の材料となる食材の摂取です。肝血を補って視覚をサポートする食材の代表格はレバーで、視力低下のほか、夕方以降に見づらくなる、目の充血などが気になる場合に特におすすめ。くこの実も肝血を補って視力をサポートする食材としてよく知られ、同様の効能が期待できます。にんじんは視力低下のほか、目のかすみや乾燥が気になるときにいいでしょう。そのほか、いか、たこ、赤貝、牡蠣、ほうれんそうなども、肝血を補う食材としておすすめです。
これらの食材をいくつか組み合わせて常備菜を作るのもいいですね。レバーとにんじんの炒めもの、ほうれんそうといかの和えもの、いかとたことにんじんのマリネなど。上記以外の食材を組み合わせてももちろんかまいません。いろいろアレンジをして、肝血の材料となる食材を習慣的にとれるように工夫してみてください。
④腎精の消耗を防ぎ、補う
腎に蓄えられている腎精とは生命活動の根源的なエネルギー源となる物質で、肝血のもとになるほか、体全体の熱源である「腎陽(じんよう)」や、体全体の水分源である「腎陰(じんいん)」のもとにもなります。このうち腎陽は、脾胃の消化活動に必要な熱源なので、腎精は肝血を生み出すふたつのルートのどちらにも深く関わっていることになります。
しかし腎精の量は35歳頃から減少しはじめ、更年期になると腎精が不足して肝血の不足にまで及んでしまう状態に。そのため更年期になると、視力低下をはじめ目のかすみ、目の乾燥、充血、眼精疲労などが起こりやすくなるのです。
腎精の消耗を防ぐためには、夜型生活、睡眠不足、過労、過度のダイエットなどを控えることが重要。そして、腎精を補う食材である鶏肉、うなぎ、やまいも、黒ごま、くるみ、くこの実などをよくとるといいでしょう。
また、腎は耳とつながっています。視覚を休ませて聴覚から情報収集することをすすめましたが、絶え間ない騒音や大きな音、音声コンテンツの聴き過ぎなど、聴覚に負荷をかけすぎてしまうと腎精を消耗することにもなりかねません。前出のデジタルデトックスで耳を休ませたり、川のせせらぎや波の音などの自然音をかすかに流して耳をリラックスさせることで、腎の消耗を抑えましょう。目も耳も酷使しないように、バランスよく休ませることが大切です。
一見、目とは関係なさそうな手法も、目の健康を体全体とのつながりで考えたより根本的なセルフケアに。東洋医学ならではの養生法で、目の健康寿命を伸ばしていきましょう。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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