大阪のど真ん中「船場」でひな祭りを堪能 & 老舗の和菓子店と結納品店【上研・Wあさこのおいしい社会科見学 vol.13】
上方文化の発信地・船場でお雛さまめぐり

「上方文化って、京都だけやなくて大阪も発信地やねん。とくに食文化は、まず食材が港のある大阪に集まっていたし。大阪の中でも一番の中心地っていうたら船場やと思うわ」と麻子先生。
そんな船場文化を気軽に楽しめるのが、春(2月下旬〜3月初旬)、秋(11月下旬)の年2回開催されている船場博覧会。春には、「船場のひなめぐり」と題してエリア内各所でお雛さまが公開されています。今年は3月3日(火)まで開催されました。

登録有形文化財・伏見ビルに飾られていたのは、「赤玉フトン袋」で知られる現・赤玉株式会社の創業家である三原家のお雛さま。関西では、御所の儀式にならって紫宸殿(ししんでん)を背にして左側に男雛を飾るのが通例です。

大阪証券取引所ビルの1階アトリウムには、延宝3年(1675)創業の豊田糸店(現・豊田産業)の創業家、豊田家のお雛さまが飾られていました。こちらは、昭和7年(1932)に当時の当主が長女の誕生を祝ってあつらえたもの。

船場博覧会の楽しみのひとつは、会期中にさまざまなイベントが開催されていること!
当日参加が可能だった「茶室の大坂雛を観ながら出来たて和菓子とお抹茶」に参加してきました。お菓子は、ご近所の老舗和菓子店、菊壽堂義信のひなまつりのお菓子「いただき」です。

街中のビルの2階ににこんな立派なお茶室があるなんて! ここはもともと、茶道・藪内(やぶのうち)流のお稽古場だったそうで、そのルーツを大切にしようとお茶室を設えたのだそう。
ちなみに1階には以前ご紹介した「日本料理 栫山(かこいやま)」さんのお店があります。昨年のミシュランガイド 日本で一つ星を獲得しはりました!
「日本料理 栫山」ご紹介記事はこちら!

江戸時代の船場・道修町(どしょうまち)は、薬種問屋が軒を連ね、今でも多くの製薬会社の本社があります。
薬種中買仲間会所の書記を務めていた別所家のお雛さまは、明治末頃に別所家に嫁いだ茶道具商のお嬢さんの花嫁道具だそう。

そんな道修町に鎮座する薬の神様を祀った古社「少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)」は、「神農(しんのう)さん」の愛称で親しまれています。
例大祭が行われる11月下旬には、秋の船場博覧会が開催されます。開催概要や各種イベントなどの詳細は、船場博覧会の公式サイト「船場navi」でチェックしてください!
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