カテゴリー

人気タグ

大人のおしゃれ手帖 4月号

大人のおしゃれ手帖

最新号&付録

大人のおしゃれ手帖
2026年4月号

2026年3月6日(金)発売
特別価格:1640円(税込)
表紙の人:麻生久美子さん

2026年4月号

閉じる

記事公開日

この記事の
関連キーワード

大人のおしゃれ手帖
の記事をシェア!

【更年期×東洋医学で解決!】「夢疲れ」していませんか? 眠りが浅く、夢を見過ぎる人は夕食を見直して

この記事の画像一覧を見る(4枚)

春は夢を最もよく見る季節。東洋医学では、夢を見過ぎる状態を「多夢(たむ)」と呼び、眠りが浅いために生じる不調ととらえています。毎晩のように夢を見たり、一晩で何度も夢を見たり、悪夢や不快な夢を見たりして、起きたときに「夢疲れ」を感じているなら、夕食のとり方を見直してみませんか?

夢を見過ぎる「多夢(たむ)」の状態になるのはなぜ?

みなさんはを見ていますか?
と言っても将来の夢の話ではなく、睡眠中に見る夢についてです。
春は夢を最もよく見る季節と言われます。どうですか? そういえば最近よく夢を見るかも⋯⋯なんて思いませんか?

たまに夢を見るくらいならいいのですが、毎晩のように夢を見たり不快な夢を見たりすると、朝スッキリと起きられず寝た気がしない、なんてことも。「夢疲れ」してしまうのはつらいですよね。

春に夢をよく見るようになる理由はいくつかあって、西洋医学的な視点で言うと、三寒四温で寒暖差が激しく自律神経が乱れやすいこと、環境変化によるストレスが多いこと、日の出が急激に早くなり体がその変化に追いつかず明け方の眠りが浅くなる、などが挙げられます。

一方、東洋医学的な視点から見ると、春は「魂(こん)の浮遊」が起こりやすいために夢をよく見るようになる、と言うことができます。
魂と書いて「こん」。聞き慣れない、ちょっと怪しい言葉ですよね(笑)。

魂は「たましい」という字ではありますが、「こん」は私たちが普段「たましい」と呼んでいるものとはだいぶ異なります。
東洋医学で言う魂とは「睡眠や夢と関係の深い精神活動」のこと。
そしてこの魂は「血(けつ≒血液)」に乗って日中は体内をめぐりながら思考・計画・決断などの精神活動に関わり、夜になると血とともに五臓の「肝(かん)」に帰ってくる、というサイクルで活動しています。魂が肝に帰ってきて休むことによって、心身ともに深い眠りにつくことができると考えられているのです。
しかし肝に負担がかかりすぎると魂は夜になっても肝に帰ることができず、居場所のない魂はふらふらと浮遊して不安定な状態に。すると夢をよく見るようになるほか、夢に驚いて目が覚める、落ち着いて眠れない、寝言が多くなるなどの不調を招くと考えられています。

と、この説明を聞いてもいまいち納得できない人も多いかもしれません。この「魂の浮遊」とは、現代医学で解明されている「レム睡眠(眠りが浅く鮮明な夢を見やすい状態)」の増加を数千年前の人々が見出したもの、ととらえてみてください。脳が休息しているノンレム睡眠の深い眠りが減り、脳が活発に活動していて意識が浮き上がってくるようなレム睡眠が増える状態を、古代中国の人々は「魂の浮遊」と表現したのです。そう考えると、少しイメージしやすくなるのではないでしょうか。

東洋医学では、春は肝に負担がかかりやすい季節なので「魂の浮遊」が起こりやすく、眠りが浅くなって夢をよく見るようになるとされています。特に更年期世代は肝の力が低下しているので、この季節の肝への負担も大きく、「魂の浮遊」が起こりやすい傾向があると言えます。そして毎日のように夢を見たり、1回の睡眠で何度も夢を見たり、夢の内容を鮮明に覚えていたり、悪夢や不快な夢をよく見る状態を「多夢(たむ)」と呼び、不調のひとつととらえているのです。

この記事を書いた人

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライター

健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。

Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/

この記事のキーワード

記事一覧へ戻る

大人のおしゃれ手帖の記事をシェア!