50代の漢方薬大全[体の痛み/日常の不調編]
日常の不調を整える
頻尿などの尿トラブルに

体をうるおす「水」が滞ることで起こる尿トラブルは、50代に起こりやすい悩み。
「水」をめぐらせ「心」を落ち着かせる「清心蓮子飲」を取り入れることで、頻尿などの尿トラブルを改善します。日中、トイレに行く回数が多かったり、緊張からトイレに行きたくなったり、尿が出にくいときにも。
効能 頻尿、膀胱炎、尿漏れ、不眠
生薬 麦門冬(バクモンドウ)、茯苓(ブクリョウ)、蓮肉(レンニク)、黄芩(オウゴン)、車前子(シャゼンシ)、人参(ニンジン)、黄耆(オウギ)、地骨皮(ジコッピ)、甘草(カンゾウ)
目の使いすぎによるドライアイ、眼精疲労

パソコンやスマートフォンの使いすぎで目を酷使しているときに◎。目を酷使して乾燥し、目に栄養が届きにくい状態を改善し、目の疲れやかすみ、充血の解消につながります。
さらに、五臓六腑における「腎」の働きが低下した状態を改善するため、口の乾きや排尿困難、ほてりやのぼせにも。
効能 疲れ目、ドライアイ、白内障、充血、口の乾き、排尿困難
生薬 地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)、牡丹皮(ボタンピ)、沢瀉(タクシャ)、茯苓(ブクリョウ)、枸杞子(クコシ)、菊花(キクカ)
腎を強くして疲れにくい体に整える

血を補い「腎」をサポートする「地黄」に5つの生薬を加えた漢方薬。「腎」とは、成長や生殖に関する働きを支える重要な臓器で、生命力の源。
腎を強くすることで、年齢とともにあらわれるさまざまな不調を改善。なお地黄丸と名のつく漢方には、六味地黄丸がベースのものが多いです。
効能 頻尿などの尿トラブル、疲れやすさ、手足のほてり、老化による弱いのぼせ、腰痛、口の乾き
生薬 地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)、沢瀉(タクシャ)、茯苓(ブクリョウ)、牡丹皮(ボタンピ)
止まらない鼻水や花粉症に

冷えた体を温めながら水分代謝を促し、鼻水やくしゃみなどの鼻症状を抑える「小青竜湯」。
さらさらした鼻水が止まらなかったり、せきと一緒にたんが多く出る風邪やアレルギー性鼻炎の症状などを緩和します。
眠くなる成分が入っていないので、運転中など眠くなりたくないときに最適。
効能 水のような鼻水、たん、くしゃみ、鼻づまり、アレルギー性鼻炎、花粉症
生薬 半夏(ハンゲ)、乾姜(カンキョウ)、甘草(カンゾウ)、桂皮(ケイヒ)、五味子(ゴミシ)、細辛(サイシン)、芍薬(シャクヤク)、麻黄(マオウ)
腸の働きを良好にして便秘を解消

大黄と甘草の2つの生薬のみで構成されている「大黄甘草湯」。大黄によって大腸を刺激してぜん動運動を高め、排便を促す作用をもたらします。
繰り返す便秘の解消のほか、便秘に伴う吹き出物も改善。緊張を緩和させる甘草の働きで、便秘に伴う腹痛や排便時の痛みをやわらげる効果も。
効能 便秘、便秘による吹き出物
生薬 大黄(ダイオウ)、甘草(カンゾウ)
のどの痛みを感じたらすぐに飲む!

寒気のある風邪に効く「葛根湯」に対し、のどの痛みから始まる風邪の症状に作用する「銀翹散」。
つばを飲むと痛みを感じる、口が乾いて水が飲みたくなるといった症状によく効きます。
風邪の症状が出たら早めに飲むのがベスト。すぐに服用できるよう、常備しておきましょう。
効能 のどの痛み、のど(口)の乾き
生薬 金銀花(キンギンカ)、連翹(レンギョウ)、甘草(カンゾウ)、薄荷(ハッカ)、桔梗(キキョウ)、荊芥(ケイガイ)、淡豆豉(タントウシ)、牛蒡子(ゴボウシ)、淡竹葉(タンチクヨウ)、芦根(ロコン)
illustration: Macho text: Chie Sakuma
大人のおしゃれ手帖2026年3月号より抜粋
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