【更年期×東洋医学で解決!】「隠れ酸欠」の可能性も?呼吸が浅いときは胸周りのストレッチ&塩パックを
「関元(かんげん)」のツボへの温かい塩パックで深い呼吸に

呼吸の浅さセルフチェックで吐く息の長さが5秒未満だった人は、五臓の「腎(じん)」の力が低下しているかもしれません。腎とは生命力を蓄える貯蔵庫のような場所で、女性の場合、その力は35歳頃から低下しはじめ、更年期になるとさまざまな不調を招く根本原因となります。肝の力が低下してしまうのも、腎の力の低下による影響なのです。
腎には、肺が吸い込んだ空気(酸素)を体の深部まで引き込む「納気(のうき)」という働きがあります。肺で呼吸をしても、腎が納気によって空気を引き込まなければ体内で十分なガス交換が行われず、呼吸が胸の上部だけで行われる浅い呼吸になって息を深く吸い込めない、深く息を吸い込もうとするとせき込んでしまう、動くとすぐに息切れするなどの不調が見られるように。「隠れ酸欠」にもなりやすいので、慢性的な疲労感やだるさなども現れます。この状態は「腎不納気(じんふのうき)」と呼ばれています。
もしかしたら腎不納気かも⋯⋯と気になる人は、「関元(かんげん)」のツボへの塩パックをしてみましょう。関元はおへそから指4本分下にあるツボ。塩は腎に吸収されやすく、関元のツボにお灸のように置くことで腎の力を補い、納気の働きを高める助けとなります。
◉関元の塩パック
<用意するもの>
天然塩(天塩など)⋯⋯300g
綿100%の布袋または靴下
手ぬぐい
<手順>
①天然塩をお皿に平たく均一に乗せ、霧吹きなどで水を2~3回吹きつけたら、500〜600Wの電子レンジで1分30秒加熱。一度取り出してスプーンなどで全体をかき混ぜたら、再びレンジに入れて1分加熱します。
②温めた塩を布袋か靴下に入れます。手ぬぐいでくるんでもOK。
③ベッドに仰向けになり、関元の位置に②の塩パックを置きます。熱く感じる場合は、おなかに手ぬぐいを乗せてその上から塩パックを置いて温度調節してください。
④お腹の底からじんわりと温まる感覚を味わいながら、数分間ゆったりと深呼吸を繰り返します。その後、10〜15分ほどそのまま塩パックをしましょう。
プライベートの時間になっても緊張感がなかなかとれない⋯⋯というときは、この温かい塩パックで深い呼吸をとり戻して。体じゅうにしっかりと酸素を届けて、頑張っている心と体を癒やしてくださいね。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
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